転職の一次面接の通過率が悪い為、転職を諦めてしまう人も非常に多いです。しかしこの一次面接は、転職の面接でも通過率は高め!ではなぜ悪い人がいるのか?今回はそんな悩みの原因と対策について、面接官がズバリ答えを教えちゃいます!
●こんな方におすすめな記事●
①一次面接にこれから臨む人
②一次面接の合格率が悪い人
③一次面接の対策方法が分からない人
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目次
一次面接の通過率が悪い悩みを持つ方は多い
こんにちは!転職アドバイザーの田中孔明です。
書類選考の見られるポイントは過去記事で紹介していますが、今回は一次面接についてです。
転職の面接で突破しなくてはいけない階段は多くは3段階(1次面接、2次面接、最終面接が一般的)あり、一次面接は最も通過率が高いので簡単です。
なぜならほとんどが決まったことしか質問されないからなんです(笑)。結構意外ですよね?その為、通過率は高めです。ちなみに最近は以下のような悩み相談もいただいています。
通過率の高い「一次面接」ですが、それでも通過率が悪いようならしっかり対策を行えば必ず結果がついてくるのが一次面接です。
今回の記事では、まず必要事項を押さえておくことに重点をおいた解説をし、通過率を上げていく対策を紹介します。
転職の一次面接の通過率は概ね30%程度
過去記事でもご紹介していますが、一次面接通過率は好景気で50%程度、不景気でも40%程度と非常に通過率が高いのが特徴です。
しかし逆に考えると60%程度の人は、一次面接で落ちることがわかります。
僕も現役面接官として数百人規模の中途採用・新卒採用に携わってきましたが、通過率が非常に高いのに落ちるのには明確な原因が有り、面接官はそれが面接の場でわかるとほぼほぼ不採用にしている方は多いと思います。
今回の記事でその原因と対策を解説しますので、通過率が悪い人は是非対策してみてくださいね!
採用プロセス | 通過率 |
書類選考 | 好景気:30% 不景気:20% |
一次面接 | 好景気:50% 不景気:40% |
二次面接(大きめの会社はあり) | 好景気:70% 不景気:50% |
最終面接 | 好景気:95% 不景気:80% |
過去記事
一次面接の通過率を上げるカギは『基本的な流れ』を知ること
転職の一次面接対策を行い通過率を上げるためには、面接の基本的な流れをしっかり押さえ、その場面ごとに必要な対策を行っておくことが非常に大事です。
闇雲に面接の練習だけを行っていても効果が表れにくいです。
その原因は、やはり一次面接という場面についての対策を疎かにしている傾向があるため通過率に直結しないことがあげられます。
次にその場面ごとの細かな状況と対策について説明していきます。
①入室〜待機
転職の一次面接対策の基本的な流れで気になるのは「入室」だと思います。新卒だと「ノックして→お辞儀して・・・」なんてこともありましたよね?
転職は99%この流れではありません。合格率上げたい場合はこの入室の時点から状況の把握が必須です。では、どういうパターンが多いかというと、
先に一次面接場所へ案内されて座って待っている 。
このパターンが90%以上です。転職の場合は面接官を待つパターンなので、面接官の方が入ってきたら立ち上がり「本日はよろしくお願いします」と軽く挨拶しましょう。そして「顔は少しにこやかに」は必須です!
なぜこれが大事かわかりますか?この大きな理由は、人の印象は初めの挨拶の仕方でかなり変わるからです。
少しにこやかにすると好感度が一気にあがるので是非実践してください。面接官はそういう仕草一つでも好印象を持つことも大いにあるので重要なことです。
一次面接の通過率を上げるためには、この最初のあいさつで好印象をつかみ取ると考えておくと間違いないでしょう。通過率が悪い人は是非対策を!
②一次面接の登場人物
一次面接では、中企業以上であれば概ね以下のようなメンバーで構成されることがほとんどです。
中小企業以上の登場人物
②配属部署とその関連部署の課長クラス1~3名
③+αとして現場の係長程度
大体2〜4名前後が登場人物だと思った方がいいでしょう。これが小企業100名未満だといきなり部長クラスが登場して、二次面接が最終面接というパターンもあり得ます。
私が在籍していたグローバルベンチャー企業の場合、1回の面接で完了させるために役員メンバーも出席し、その場で合否確認をしてしまうほど意思決定が早いのが特徴でした。
この入室時に、何人いるのか、そしてどういった役職者なのかで身振り手振り、逆質問の内容も大きく変わるので、その登場人物の把握はしっかり行ってください。
その逆質問一つで通過率が大きく変わるということを頭に入れておくことは一次面接対策の一つとして言えます。通過率が悪い人は是非対策を。
③面接前に身だしなみの最終チェックを!
転職の一次面接の流れの中で「身だしなみ」は入室後に即チェックされます。
一次面接通過率が悪い人は、結構この身だしなみに対して面接官が気になるポイントがあったということはよく聞く話です。
私が面接官だったとき、社内ルールとして面接で最低限確認する内容というチェックリストがありました。
その中に身だしなみという欄があり、必ずそのチェックリストに従い身だしなみをチェックしていました。
身だしなみチェックポイント
・スーツのしわ、ほつれ
・靴紐
・髪型
・髭など
割と細かく記載されています。なぜ身だしなみを見るかというと「人に会う時に失礼が無いように気をつけることができる人物かどうか」という社会人の常識を徹底できているかを見ています。
お客さん等にも今後は会うわけですから、常識がない人はNGです。あと、スーツの色とか細かく記載しているブログなどたまに見ますが、少なくても私は全くみてません。
重要なのは、色や形、明るい印象・・・等ではなくて社会人としての清潔感です。ド派手な色(赤や紫のスーツ等)ではなく、社会人としてのスーツを着ていけば問題はありません 。
初めての転職であれば「転職エージェントの模擬面接」を利用して身だしなみチェックを依頼しておくのもおすすめです。模擬面接に定評のある転職エージェントは下記ご参考に。
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④一次面接開始
入室後はいよいよ一次面接が開始されます。
まず、一次面接に来れたということは、当たり前ですが皆さんの今の位置づけは、書類選考を通過したということです。
つまり、履歴書、職務経歴書が応募企業側の求める人物像と近かったことになります。
応募企業側の今の心境としては「書類だけでは深く知れないので直接話をして聞いてみよう」というのが趣旨です。
ここからが大事!!
企業にもよりますが、企業の書類選考通過率は僅か30%程度です。つまり、この書類選考に通過する確率(合格率)というのは非常に低いことを表しています。
②リーマンショック5年後:20%程度
③コロナショック前:30%程度
この20%に残ると次は、以下のような分類が行われます。
書類選考後の応募者の分類方法
2位:迷ってる群
3位:とりあえず話だけ群
書類選考の合格率はかなり低いのに、そこから上記の様に1軍~3軍まで分類されていると思ってください。そして、その中の群で面接の日程などの順番を決めていることが多いです。
企業側も振るいにかけてきますが、では一次面接で何をチェックしているかというと、スキルと経験値が自社の求めるレベルにあり、職務経歴書と相違ないかを見ています。先ほども少し触れましたが
・挨拶、笑顔、髪型などの身だしなみ
・仕事に対する熱意
・即戦力となるスキルと経験が身についているか
を徹底的にみます。この部分をきちんと対策しておけば一次面接が通過でき、二面接に行けることが非常に多いで、後述します。
一次面接の通過率が悪い人の典型例
転職の一次面接対策及び流れの理解も完了したところで、通過率の悪いの典型パターンを見ていきましょう。
このパターンは大きく分けて4つにわけることができます。
長年面接官を行っていますが、この4つのバランスが悪い応募者を不採用にしていることがほとんどなので、一次面接の通過率が悪い方は必ず対策をしてくださいね!
①基本的なスキル不足
面接官は職務経歴書の内容から、ある程度企業側の求めるスキルを身に着けていると判断して面接に来てもらったわけですから、あとは面接しながら職務経歴書の内容の深堀確認です。
しかし、職務経歴書の内容から読み取れない部分を確認していくと明らかにスキル不足と判断できる人は間違いなく不採用になります。
一次面接の前には、再度自己分析表と企業の求める人物像、そしてその会社の事業内容をしっかり確認しましょう。
これをまとめておくと通過率が跳ね上がります。
【求めている人材】
専門・高専・短大卒以上
●社会人経験のある方(経験年数不問)
◎法律知識・事務経験不問
【具体的には】
業界・職種未経験の方歓迎・簡単なPC操作ができる方
(Word、Excelを利用した入力作業やグラフ作成)
・落ち着いて、正確な作業を行える方
<以下の方は尚歓迎>
①法律に興味がある、勉強した経験のある方
②事務職経験のある方(経験業界不問)
③多くの人と関わり、柔軟な対応ができる方
④司法書士、行政書士等の資格試験を目指している方法律系事務職募集例
外部サイト:リクナビNEXT
参考URL:https://next.rikunabi.com/
上記のような例の場合、未経験歓迎の事務職ですが、PC操作のスキルが要求されています。このような場合は、面接で必ずPCレベルが確認され、そのレベルが合否の判断基準になりますので、事前にアピールポイントをまとめることが大事です。
また、性格も要求されています。ご自身がどのような性格で、なぜ応募企業に向いている性格なのかを目止めておくことが大事です。
更に歓迎条件において「法律」についての知識が求められています。「何も有りません」では通過率が下がるので、法律に関わった経験を絞り出しまとめることが通過率を上げる対策になるので、ぜひ実行してください。
②転職理由と退職理由の一貫性が無い
落ちる人の共通点は転職理由(退職理由)が自己都合に偏っている傾向があります。
・人間関係から逃げたい
・仕事が単調でつまらない
など否定的な感情で転職活動をしている人は転職理由が薄っぺらく、志望動機なんかまったく熱意が感じられないです。挙句の果てには、経営理念に共感してなど新卒の就活みたいなことを言う人も多くいました。
そういった方を企業側が採用してしまうと、結局は採用のミスマッチが発生し、両者にとって得することはありません。通過率が悪いという方は、もう一度転職理由と志望動機が一貫しているかという点に着目して一次面接対策を実施してみるとよいでしょう。
退職理由と志望動機は一貫性を持たせることが大事な理由は下記参考に!
おすすめ記事
③会社の雰囲気に合っていない
例えば、一人作業が多いのに協力(グループ)作業が得意など、そもそも会社の雰囲気に合っていない人を万が一採用してしまうと、必ずすぐにやめてしまいます。
採用側も長期で働いてくれる人を探しているのでまず間違いなく落とされます。
こういった内容は求人票や企業研究から知り得る情報 なので十分対策が可能です。
転職の一次面接の通過率を上げるためには、まずは最低限応募企業の企業情報はしっかり確認し、ご自分のスキル、経験値、人柄との関連性は確認するようにしましょう。
社員インタビュー
【先輩社員のインタビュー】
私たちのお仕事は、弁護士のサポートが中心。多くの書類を手掛けることもあり、スピードよりも作業の正確性が何よりも大切です。また、多くのお客様とお会いするので、コミュニケーション能力も必要ですね。全員でサポートして案件を進めていきますから、焦らなくても大丈夫。一緒に成長していきましょう!
法律系事務職募集例
外部サイト:リクナビNEXT
参考URL:https://next.rikunabi.com/
参考サイトの先輩社員の声からも分かるように「正確性」が求められる仕事なのに、大雑把な性格だと向いていないと判断されます。また、後述する「コミュニケーション能力の高さ」も求められるので、口下手な人には向いていません。
さらに、部内で協力して多くの作業をこなす職場なので、周りと協力して仕事をすることが苦手な人にも向いていません。
このようなことを面接で確認されることが多いので、具体的なエピソードを準備しておきましょう。通過率が悪い人は、求人票を雑に読み取り、具体的な対策をとっていないことがほとんどです。
きちんと事前にまとめておくと一次面接の通過率が上がります!
④コミュニケーション能力が低い
一次面接で重点的に確認するのが、コミュニケーション能力です。
書類選考の通過率はいいのにのに一次面接の通過率が悪い人は『コミュニケーション能力』がないから不採用になるパターンが非常に多いです。
コミュニケーション能力が高い人は、会話をしながらの目線、身振り手振り、論理的説明、話を聞く力、会話を楽しみながら次の質問の流れにもっていくことが人より長けています。
面接官の経験からも一次面接を通過し、採用される人はまず間違いなくコミュニケーション能力が高い人でした。そして、そういった方はやはり他社の面接の通過率が高いため、他社に流れてしまうということも多かったです(泣)。
コミュニケーション能力に自信がないとなると一次面接の通過率に一機に差が出てしまうので、面接形式の実践をなるべく積むようにしましょう。
面接実戦対策方法
②友人に依頼して面接を頼む
③ハローワークを利用
④エージェントの無料模擬面接
こういった面接形式を利用して行う手段があるので、合格率を上げる手段として利用価値があるのでおすすめ!
①については、コロナウイルス感染拡大により不要急の外出になりやすいので基本はおすすめできません。しかし、WEB面接形式を導入している企業であれば面接練習として利用する価値あり。
②については、転職経験が豊富な友人の方などに頼むとよいでしょう。
③のハローワークの相談員が実施しているような面接は、正直使いもにならない。正直相談員自体のレベルが低いことが難点。
④の転職エージェントの無料で提供している模擬試験を受けてみることです。特に20代の相談者が多いので、今回はおすすめの20代専用転職エージェントを紹介させていただきます。
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一次面接通過率が悪いときの対策:まとめ
転職の一次面接対策と基本的なながれはご理解いただけたでしょうか。
基本的な流れを企業目線で解説させていただき、少しでも皆さんの一次面接の合格率アップの参考になればと思います。
一次面接はあなたのバランス力を見るための面接と考えてもらって大丈夫です。具体的なポイントをまとめると、
・ビジネスマナーがきちんとできていること。
・コミュニケーション能力があること。
・基本的なスキルが身についていること。
・退職理由と志望動機に一貫性があること。
上記の4つのポイントが一次面接で重要な要素となりますので是非覚えておいてください。それでまた!