
こんにちは!転職アドバイザーの南野弘明です。
前職を何らかの理由で転職し、転職先でしばらく働いてみたらひょんなことから、前職場から「戻ってこないか」と誘いを受けることって意外に多いです。
いわゆる『出戻り』ですね。
転職先で充実していればすぐに断れるのですが、転職を考えていたら結構心を揺さぶられてしまう事例の一つです。
こういったときに出戻りを受け入れるべきかというのは非常に悩ましい所だと思いますので、その時に考えるべきこと、出戻りのデメリットについて今回は解説していきたいと思います。
南野弘明てどんな人?
『今すぐ使える転職ノウハウ』をモットーに、転職アドバイザーとして活動中!
●こんな方におすすめの記事●
①前職から戻ってこないかという誘いを受けて迷っている
②転職活動中で前職に戻りたいと思っている
③自分で転職活動を進める上手いやり方を知りたい
目次
「戻ってこないか」と誘いを受けたら話を聞いてみる
前職でお世話になった会社であり、そんなに嫌いな会社でないのであれば話を聞いてみるのはありです。
皆さんの事を高く評価しているからこそ、声をかけてくれたと思えば決して悪い話ではありません。
しかし、その会社に出戻る(本当に戻る)こととは別です。
先ずは、自分が納得するまで話を聞いてみることをおすすめします。
次に絶対に確認しておくべきことを解説します。
▶なぜ自分が転職しようと思ったかは確認しておく
話を聞く前に、転職に至った経緯の確認を怠ってはいけません!
一度転職を決意して離れた会社。
その会社では問題が解決できないことがあったからこそ、転職に至ったわけですよね?
つまり、前の会社ではみなさんの問題は解決できないことが分かっているわけです。
①人間関係で悩んでいた
②給与が低い
③仕事がつまらない
など、ネガティブな理由があるから転職したはずです。
前職場の方とお話しする前に、なぜ転職したのかはもう一度確認しておくようにしましょう。
▶「戻ってこないか」の意味を聞いてみる
皆さんに戻ってきて欲しいという思いで声をかけたのには、何らかの理由があるはずです。
①欠員が出て仕事が回らない
②みなさんのスキルを高く評価している
③退職してから必要性にかられた
など、何らかの理由があるから声をかけてくれたはずです。
この理由が皆さんの心に響く理由であるかどうかは、前の会社に戻る上で重要な動機になることは間違いありません。
この内容に納得ができないのであれば、出戻りしても結局同じことを繰り返すのでお断りする方が無難でしょう。
▶出戻りして前職の問題を解決することができるのか
何らかの理由で転職したのに前の会社に戻っても、同じ問題が再度浮き彫りになるだけです。
転職理由が戻った時に解決されるのかを必ず確認するようにしてください。
①人間関係で悩んでいた
⇒嫌いな上司が退職した
②給与が上がらない
⇒年収は現職の1.2倍を提示された等
③仕事がつまらない
⇒新規プロジェクトが発足しリーダーにしてもらえる
上記のように、抱えていた問題を何らかの理由で解決できる明確な理由がなければ、出戻りして
も決してうまくいきません。
自分が転職した理由を解決できることは是が非でも確認し、自分自身が納得できる答えを貰うようにしましょう。
戻ってしまうことのデメリット
前職場に戻ってこいとお声をかけてもらうことは、決して悪い話ではありません。しかしそこには、少なからずデメリットがあることを忘れないようにしてください。
次に出戻りによるデメリットを紹介します。
▶給与などの条件が下がる
給与などの条件が前職に戻ると下がるパターンがあるので、注意が必要です。
会社によって出戻りはありという会社もありますが、待遇面が前回務めていたころよりも下がることがよくあります。
必ず事前に確認しましょう。
役職:課長⇒係長(降格)
給与:30万円⇒28万円
有給:20日⇒11日
など、前回の条件をキープできない採用が殆どです。
この理由は、前職に務めている従業員に示しがつかないということが理由です。
辞めて転職したのに戻って出世するようなことを見せてしまうと、不満に思う従業員が当然出てきます。そういった方たちに配慮した形なので、給与をはじめとする雇用条件が一次的に下がることを覚悟しておきましょう。
▶従業員からの冷たい目線
一度辞めたというのは、厳しい言い方になりますが「裏切り」と捉えられてしまうこともあります。
その為、お誘いをいただいた方だけが受け入れてくれても、その受入体制が整っていないと入社しても不幸になってしまうこともありえます。
人間関係の不満が転職理由でなかったとしても、受け入れ態勢についてしっかり整っているのかは、話を聞いた時にしっかり確認しておくようにしましょう。
▶評価方法に変更はないか
条件、人間関係も問題無いことを確認できた場合、入社を決めたいところですが、入社後の自分の立場についてはもう一度確認しましょう。
折角入社しても一度辞めたことにより、評価が下がっていることも考えられます。
それが出世に響いてしまうということもよくあるので、自分が入社することで評価方法に今後差は無いかという点は、確認しておきたいポイントです。
転職活動をされている場合は、決断を最後に持って行きましょう
転職を考えている際に前回の職場から戻ってこないかと言われた場合、飛びつきたいところですが、最後の切り札として出戻りは押さえておきましょう。
一度辞めた会社に戻るというのは、正直あまりおすすめできません。
それは、一度嫌いになった会社ですから、不満があったはずです。
本当に戻りたい会社であれば、きっと自分から声をかけるはずですよね?
つまり、タイミングよく声をかけてもらったにすぎません。
転職活動をしてもっと良い条件を探していくことを前提に、最後の切り札的な位置づけで出戻りということも視野に入れることをおすすめします。
上手い転職方法は?
今の現職にいて、特に転職を意識していないなら、出戻りを無理に考える必要はありません。
また、転職活動をしている最中なら最後の切り札として押さえておく程度にしておくことがおすすめです。
自分の納得いく転職活動をするためには、転職ツールを使いこなしながら進めて行くことで、転職すること自体は決して難しくありません。
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しかし、転職の本質は、転職することが目的ではなく、次の会社で活躍することが目的です。
その活躍できる会社は、自己分析、企業研究、面接という場で『マッチ度』が高ければ高いほど、そういった企業に転職することができます。その為、無理に前職を選択肢として入れる必要はない
というのが私の考えです。
自分でマッチ度の高い企業を探せないときは、人材紹介会社などのツールを使って探すことがおすすめです。
それではよい転職を!
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