残業が多い会社というのは、慢性的な人員不足に陥り、一人ひとりへの負担が大きい会社です。残業が適度にあればモチベにも繋がりますが、深夜や休日出勤もとなるとかなりきつく、転職考える人も多いと思います。そんなときに考えてほしい4つのことについて解説します。
●こんな方におすすめの記事●
①残業が多くて辛い
②残業が多いから転職したい
③残業をなるべく少なくしたい
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目次
残業が多いと転職したくなるのは皆同じ!
こんにちは!転職アドバイザーのKOUMEIです。
20代、30代の方に比較的多いのが「残業が多い会社からの転職を考えている」という方、結構いらっしゃいます。
この残業時間の多さが原因で転職がしたい場合は、転職した方がいい場合と、そうでない場合があるので注意が必要です。
・折角は入社した会社だし・・・
・人間関係はいい会社だし・・・
・精神的に辛くて辞めたい・・・
残業が多いだけで転職考えてしまうことは誰しもあるけど、なかなか決断が出ないということに対して、今回は、残業時間が多い場合にまず考えるべきことを掘り下げて分かりやすく解説致します。
残業が多い会社は肉体的にも精神的にも辛い
残業はなるべく少なくして、早く帰る方が会社にとってもメリットが多いです。
しかし、他部署との絡みや残業が常習化している部署に在籍してしまうと、残業時間を減らすことは困難です。
その為、残業時間が多くなり、毎日疲れが取れず肉体的にもきつくなり、精神的に弱い人は精神を病んでうつ病になる人も非常に多いです。
毎日1時間程度の残業であれば月20時間程度なので、比較的耐えられるレベルですが、以下のような残業時間が増えていくとかなりやばい状態になります。
毎日3時間:月60時間
毎日4時間:月80時間(過労死レベル)
毎日5時間:月100時間(毎日終電コース)
となり、肉体的にも精神的にも非常に厳しくなる状況です。
特に、先輩社員や上司が残業していると『お先に失礼します』と言いづらいですよね。
その為、精神的にも病んでしまう人が多いのが現状です。
残業時間が多い会社というのは、労働環境が過酷なため自殺者も多いのも特徴です。
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残業が多い会社だからブラック企業ではない!
残業が多い会社の話を友人、知人に話すと『おまえの会社ブラック企業じゃね?』という人も中にはいるでしょう。
しかし、残業時間が多いだけでは必ずしもブラック企業とは言えません。
残業時間が多く発生するのは企業によって異なりますが、ブラック企業で共通するのは、以下のような場合です。
ブラック企業あるある
②見込み残業代込みの給与
③裁量労働制を導入している
といった特徴があります。
①はそもそも違法なので論外です。
②に関しては入社前に最低20時間の残業があることは認識できていたはずですし、20時間を越えた分の残業代を有無を言わさず払うのであれば問題ではありません。
③については、研究・開発といった職業の場合は、結果を求められることが多いので裁量労働制を導入している企業もありますが、大抵青天井の残業です。
特にこの制度を導入している企業の多くは『ベンチャー企業』です。ベンチャー企業の場合、組織体制が整っていないことから、残業管理ができない為、裁量労働制を導入する企業が多いのが特徴です。
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残業が多い会社だからといって安易な転職は危険
残業が多い会社だからから転職したいという気持ちはよく分かります。
しかし、残業時間が少ない会社だと思って入社したのに、また残業が多かったらどうしますか?
そうならない為にまずは、社内で残業を減らす努力をしていくことが非常に重要です。
その時に是非トライしていただきたい考え方を解説します。
①まずは先輩社員や同僚に相談してみる
人間関係が比較的良いのに残業時間が多くてつらい場合は、まずは親しい先輩社員・同僚に相談するようにしましょう。
②なぜ残業時間が多くなるのか
③みんな残業が多くてつらいと言っていないか
④改善活動に取り組んでみないか
といった内容を先輩社員に相談しましょう。
本当に会社や後輩の事を思っている先輩なら親身になって相談に乗ってくれるので、先輩社員から攻めていくことをおすすめします。
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②先輩社員がダメなら上司に相談
先輩社員に相談しても自分の納得いく回答が得られない場合は、上司に相談しましょう。
しかし、上司への相談は結構覚悟が必要です。もし相談しても明らかに改善する気が無いのであれば、転職を視野に入れて上司へ思いをぶつけましょう。
上司への反発も時には必要ですが、反発を行うことは将来への出世にも響くことがあるので、転職という裏ルートも準備しておくことも重要です。
残業が多い会社程、上司への相談がしにくい社内雰囲気がありがちなので注意が必要です。
転職先を探す際は会社の雰囲気を調べるようにしましょう。
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③最終的には取締役クラスに相談するのもあり
今の会社で残業が減ってくれれば在籍したいという思いがあるのであれば、その気持ちと残業時間について社長へ相談するというのは非常に有効な手段です。
社長なんかに言えないという人がいるのであれば、辞めるつもりで言いに行きましょう。
転職を視野に入れているのであれば、言うだけ言っても損はしないですよね?
逆に評価されることもあります。
誰も今まで問題視しないことで社長が気付かなかった場合もあるので、しっかりとした社長であれば逆に評価されることも。
ただ、これも覚悟を持って相談に行くことが重要です。
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④残業が多い理由が「自分」の場合は即改善を!
残業が多くなる要因が他部署や自部署全体の問題で発生する場合は、前述した段階的な相談で改善を行うことが得策です。
しかし、残業が多くなる理由が自分にある場合も考えられます。
自分の仕事の処理能力の問題である場合は即改善策を立て、粛々と改善に取り組むことが求められます。
入社1年、2年目の若手ならスキル不足や、経験不足により残業時間をコントロールすることは自分だけでは難しいので、先輩社員に相談して問題点をいち早く改善に取り組むことで、少しづつ結果が出てくるはずです。
今抱えている問題が自分の場合は、転職しても問題は解決しません。
だからこそ自分を今の会社で変えていくことを全力で行いましょう。
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取り組んだ結果ダメなら転職も一つの手段
残業が多い会社の問題が外的要因(自分ではコントロール不能)の場合、転職を考えないと危険な場合があります。
その理由は、精神的にきついとなると追い込まれ、うつ病を発症してしまう可能性があるからです。
うつ病は誰でも起きる病気です。そして危険な病気です。
一度発症してしまうと完治することが非常に難しく、通常の生活ができないということもよく報告されています。現に電通事件では、若い方が自殺にまで追い込まれているのが現状です。
今の自分がどのような精神的な状態なのかをよく考え、転職しなければまずいという状態なら無理して在職することを考えず、積極的に転職活動を行うようにしましょう。
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残業時間の多さがわかる転職ツール
転職会議は、登録すると簡単に転職先の内情を確認することができます。
例えば残業が多い会社や残業代が支払われない等の不満があって転職したり、転職を考えている人がいれば間違いなく何らかの書き込みがあるはずです。
ちなみに、私が勤めていたグローバルベンチャー企業は、裁量労働制が導入されていたため、残業がめちゃくちゃ多かったです。
その為、『転職会議』の前職を調べると残業時間が多いことがしっかり書き込みされていました(笑)。
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転職エージェントを利用すれば、応募企業に聞きにくいことも転職エージェントを仲介させて聞いてもらうことが可能です。
その為、先ほど面接で自ら確認する逆質問は不要となり、キャリア面談で確認依頼をしてもいいですし、企業の選考が進んだタイミングで聞いてもらうことが可能です。
残業時間については、下手に質問すると『残業が多くなるとやめる可能性がある』と勘ぐられ、あまりいい印象が持たれません。
その為、第三者の転職エージェントに聞いてもらうことをおすすめします!
転職エージェントは、20代向け、30代向けではおすすめが異なるので、自分の年代にあった転職エージェントを利用するようにしてくださいね!おすすめは下記ご参考に。
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残業が多い会社からの転職:まとめ
残業時間が長いと肉体的にも精神的にも非常に厳しい状態になってきます。
20代、30代ならまだしも、40代になってもだとさすがに厳しいですよね?
若手社員の20代であれば、まずは先輩、上司に相談。自分に問題があれば改善。
しかし、外的要因でどうしようもない場合は転職を視野に入れて行動しましょう。
その際は、転職エージェントを介して求人応募すれば、エージェントから残業時間の状況を確認してもらえるので、ナイーブな質問もクリアーできます!
それではまた!