面接で残業時間を聞くのは基本的に禁止。しかし、転職活動でブラック企業を見極めるポイントとしても大事な残業時間。そんなナイーブな質問だからこそ上手な聞き方をし、納得ができる答えをもらって転職がしたいですよね!上手く聞き出す方法について現役面接官が解説!
こんな方におすすめの記事
①残業時間の少ない会社に転職したい
②残業時間について上手い聞き方を知りたい
③ブラック企業に転職したくない
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目次
長く働ける環境はワークライフバランスがとれた会社!
こんにちは!転職アドバイザーのKOUMEIです。転職というのは、よいことだけではなく、リスクを伴うのというのは皆さんご存知かと思います。
スキルアップしたい20代の方に多いのが、転職したのはいいけどブラック企業に転職してしまったという事例です。特に一番多い相談が、残業が月80時間を越えてしまって身も心もズタボロといった内容。
この残業時間は求人票に平均時間が書かれていることもあれば、入社しないとわからないというパターンもあります。下記のような求人票を転職サイトでは記述されていることが多いです。
参考サイト:リクナビNEXT
参考URL:https://next.rikunabi.com/
しかし、これを面接で確認してしまうと『残業する気がないのかな?』と悪い印象を与えてしまいます。
ただ求職者目線で考えると、長く働ける環境=ワークライフバランスを考えて質問しているだけで、決して残業したくないというわけでもないのに誤解を招き悪い印象を与えてしまうことも。
今回の記事はブラック企業を避け、自分のライフワークに合わせた適切な残業時間を事前に知る上手い聞き方について解説いたします!
面接で残業時間をストレートに聞くと印象が悪い
転職先で長く働く為にも絶対に確認したい残業や休日についてですが、これをストレートに聞いてしまうととても印象が悪いです。
面接で残業時間を聞くこと自体注意が必要なその理由は、会社に尽くす人材であって欲しいというのが、募集企業の希望だからです。
みんな残業は嫌いです。
でも残業しなければいけない時は沢山あります。
質問をするというのは残業を気にしているということですから、残業しなきゃいけないときも仕事を投げて帰社してしまう人と判断してしまうリスクがある質問が「残業時間の質問」です。
自分自身はそんな理由で質問しているわけではなくても、そのように捉えられてしまう厄介な質問なので、聞き方一つで印象を悪くするので要注意です。
【前提】質問については自分の判断軸を持つことが大事
残業時間というのは、質問するのは非常に悩ましい質問ではあると思いますが、次に紹介する上手い聞き方を利用すれば比較的簡単に残業時間がわかることが多いです。
しかしただ質問するだけではなく、自分の中での残業時間の許容範囲つまり判断基準を持っておくことが大事です。
人によっては残業自体がNoの人もいれば、20時間〜30時間であれば生活残業という面でも許せるという方もいらっしゃいます。
企業のただ回答をもらうだけではなく、事前に自分の考えをまとめておくことで回答に対して更に深い質問も可能になるので、上手い聞き方と一緒に自分の軸をもつようにしましょう!
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面接における残業時間の聞き方テクニック
面接で残業時間を聞く際、自分からストレートに聞くのはご法度ですが、質問をしながら切り込んでいくのが聞き方のポイントです。
質問を繰り返していきながら、最終的に残業時間の回答やイメージを湧かせることができることが多いです。
その時の聞き方として、自分が入社してからのことを面接官にイメージさせるのが超重要な聞き方です。
パターン別の以下のような会話を読みながら対策を方法を見ていきましょう。
①【営業職】社内の直帰ルールを聞くと残業時間が想像可能!
営業職は、残業時間を知ることでどの程度職場環境がきつい環境なのかを知ることができる典型的な職種です。
ただし、ストレートに「残業時間はどれくらいですか?」という聞き方では駄目!
営業職としての日常業務の内容を逆質問しながら、自然な流れで残業時間を聞くと怪しまれず且つ、悪い印象を与えずに回答をもらえる上手い聞き方です。次に下記の事例を見ていきましょう。
このようなパターンの場合、19:00までに戻れる場合が殆ど。毎日帰るのは20:00頃と想像することができます。面接で残業時間を聞く際、ストレートに確認しなくても想像でわかることも沢山あります。
営業職の場合は、直帰ルールについて逆質問すると残業時間を想像できるので、上手い聞き方として覚えておいてくださいね!
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②部署内の交流から切り出す
社内交流の頻度を質問しながら残業時間を自然の流れで聞くというのも裏技の聞き方として非常に有効です。
下記のように、先輩社員の声を利用して聞き出すのもありです。このパターンも面接で残業時間を聞くことをストレートにやらなくてよいので絶対おすすめ!
実際に僕が面接官をしていた頃に応募者の方が聞いたやり方で、悪い印象がなかったので結構使えると思います。
このようなパターンであれば、残業時間が少ないことが容易に想像できますよね。飲みに行ける時間に帰れるし、ジムに通う余裕があるほどの残業時間ということになります。
面接で残業時間を聞くというのは企業側嫌がりますが、プライベートな時間が確保できる状態にあるかを確認すると、残業時間が長いか短いかが分かるようになります。
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③繁忙期の波から想像して聞き出す
製造業やIT業界、接客業・販売関係の場合、必ずと言っていいほど繁忙期があります。例えばレジャー用品やスポーツ用品は夏から秋にかけて非常に売れるシーズンです。
つまり、売れるシーズンは残業時間は長めと考え上手い聞き方をしながら、繁忙期の残業時間、繁忙期外の残業時間を上手に質問していくこともテクニックです。
下記のように受注の波から残業時間が多くなりそうな時期を想像するのもいいですね。面接で残業時間を聞かなくても受注の波でいつ残業が多くなりそうなのかを想像することが可能です。
このパターンは製造業向けの聞き方です。稼働率90%というのは、工場でいうと余裕が無く、かなりやばい状態です。つまり、残業、休出しないといけないような状態に陥ります。
これから推測すると、売れ筋商品が出るときはかなり残業と休出を強いられることを覚悟しておく必要があります。しかし逆に、閑散期はNO残業と予想できるのでメリハリがあることから、個人の考え次第になります。
面接で残業時間を聞くことは負の印象を与えてしまうので、想像できる質問をしていくことが上手い聞き方といえます。
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【極秘】面接で残業時間を聞かなくても実はわかる!
面接で残業時間を聞くことはご法度ですが、前述のような切り口で攻める聞き方をしていくのも効果ありです。
しかし「やっぱり残業時間の聞き方がわかっても悪い印象を与えるリスクは持ちたくない」という方もいらっしゃいますよね?
そんな時は次に紹介する方法で、応募企業の残業時間を入社前に知ることができるのでおすすめですので是非試してみてくださいね!
①夜9時に応募企業のオフィスを見に行く
ぶっちゃけ企業の面接試験でわざわざ聞かなくてもよる夜9:00くらいにオフィスを見に行けば残業が多い企業なのかの判断は簡単につきます。
煌々とオフィスの光がついていれば夜9時以降も働くことがある会社の可能性は非常に高いです。
ただし、応募企業の求人に出ている職種が必ずしも残業時間が多いとは限らないので、面接で聞いて真実を確かめたいと思う場合は、前述の聞き方を参考にしてみてくださいね!
②口コミサイトを参考にする
口コミサイトは、現役社員や退職者の方の書き込みなので、生の声が確認しやすいです。ブラック企業と思われる企業は、残業時間が多く社員の人たちから実績残業時間が書かれている為、かなり信憑性があると思います。
口コミサイトでおすすめなのが『転職会議』なので、登録してみることをおすすめします。
転職会議は月々の費用を払わなくても口コミを入力すると無料で見れるので、自社の内容を簡単に口コミ入力すれば、一定期間閲覧し放題です。
ただ、口コミが少ない企業は残業時間などの口コミがピンポイントで得られない場合があるので、今回紹介した上手い聞き方についてのテクで、面接の場で確認する必要があることおさえておきましょう。
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③転職エージェントを経由して聞く【おすすめ】
私がよく使った手なのですが、転職エージェントを通じて求人に応募していたので、不明点をエージェント経由ですべて聞いてもらうのは、かなり有効な手段です。
例えば面接が終わった後に、エージェントからのフォロー連絡がくるのですが、以下のように依頼しました。
このようにお願いするとかなり上手く聞き出してもらえるのでおすすめです。私は、dodaを利用していたのですが、ホワイト企業に転職する前にお願いして聞き出してもらえました。
その結果が以下です。
入社前情報:月残業時間20時間程度
入社後実績:月残業時間18時間程度
殆ど差が無い結果だったので、かなり上手く聞いてくれたと思います。
doda以外にも私自身や企業側として利用した転職エージェントでおすすめを下記にまとめて見ましたので、この機会に登録しておくことがおすすめです!
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面接で残業時間を質問する上手い聞き方:まとめ
何れにしろ、面接で残業時間を聞くことについては、ストレートに聞くのではなく、質問を工夫して残業時間を想像するか、エージェント経由で聞いてもらったらり、口コミサイトで情報を得るなどで簡単に確認できます。
ただしそこには、答えを得ることが大事なのではなく、答えを得たあとに、どのような答えだったら入社してもよいのかの自分の中での判断基準を持つことが大事です。
いくら上手い聞き方ができても判断をしなければ転職することはできません。事前に自分のなかでの許容範囲を決めておき、応募企業の回答でしっかり判断できるようにしましょう!
それではまた!