
こんにちは!転職アドバイザーの南野弘明です。
中途採用で応募した際に少しでも給与を上げたいと思うのは多くの人が希望することですよね?しかし途採用では、企業側の給与レンジと合わなければ不採用になってしまいますのでとてもナイーブな内容となっています。
実はこの中途採用の給与の決め方はある程度企業側で事前に決まっているので、それを加味した給与交渉が必要になります。
今回の記事は、企業側の中途採用の給与の決め方を知り、上手に給与交渉するポイントについて解説していきます!
南野弘明てどんな人?
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中途採用の給与の内訳をしっかり確認すること!
中途採用の際に面接などで「給与はどの程度がご希望ですか」という質問に対して、希望金額に達していたからと言ってすぐにOK返事せず「交渉する」のがポイントです。
注意しなければいけないのが「額面」と「賞与」の考え方です。例えば、以下のようなパターンで提示されたとします。
①基本給+各種手当=35万円
②全て基本給=33万円
もし、35万円欲しいとして希望額に達していても要注意です。これは「年収」という観点から言うと減少する可能性を秘めています。次に下記を見てみましょう。
①基本給+各種手当=35万円
・基本給;16万円
・職能手当;10万円
・等級手当;5万円
・家族手当;2万円
・食事手当;2万円
上記を含めて理論年収
35万円×12か月=420万円
基本給16万円×4か月=64万円
よって理論年収は、484万円となります。
②全て基本給=30万円
33万円×12か月=396万円
基本給33万円×4か月=132万円
よって理論年収は、528万円となります。
つまり、月給の額ばかりを見ていると中途採用の場合OKしてしまいそうですが、まだ給与交渉の余地があり、その部分の給与交渉を怠ると悲惨な目に合ってしまいますので要注意です。
中途採用の給与の決め方
企業側が中途採用を採用するということは、新卒では賄えない高度なスキルを即戦力として期待して採用するわけですから、それに答えるためにも転職者側は給与交渉をする権利を持っているわけです。
しかし、給与交渉を闇雲に行っても内定のチャンスを逃すことがあるので要注意です。そこで、次に知っておくことが企業側の中途採用者の給与の決定方法です。そのやり方は大きく分けて3つの内容があり、それを加味して決定されます。その優先順位が以下です。
優先度1:社内の同年代の年収テーブル
企業は、社内である程度の年齢ごとの年収テーブルを持っています。例えば、以下のような場合です。
年代 | 最低年収 | 最高年収 |
20代 | 300万円 | 400万円 |
30代 | 400万円 | 600万円 |
40代 | 600万円 | 800万円 |
50代 | 800万円 | 900万円 |
もし、あなたが30代で580万円の年収が欲しいとなると、年収テーブルとマッチしていますので、企業側としては、中途採用の希望年収とのマッチができるので前向き検討されます。しかし、企業側のもう一つテーブルとして給与テーブルがあります。下記を見てください。
年代 | 役職 | 月収平均(万円) | 年収平均(万円) |
20代 | 社員 | 23.75 | 380 |
20代 | 主任 | 25 | 400 |
30代 | 係長 | 31.25 | 500 |
30代 | 課長 | 37.5 | 600 |
40代 | 課長 | 43.75 | 700 |
40代 | 次長 | 50 | 800 |
50代 | 部長 | 56.25 | 900 |
つまり、あなたを580万円で中途採用者として雇用するためには、課長級で採用しなくてはならないわけです。
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優先度2:あなたの前職の役職と給与
企業側も優秀な人材よ中途採用者として雇い入れたいわけですから、中途採用者の給与を加味して年収、月給を決定します。
前述したようにあなたの希望年収が580万円であれば、30代で係長経験があり、採用するポジションが課長級であれば給与に関する問題は解決するでしょう。
しかし、あなたが20代で580万円を希望しても給与テーブルと不釣り合いとなり、給与交渉をしてもマッチしない為、書類選考または面接で不採用になってしまいます。企業側も求める年代、役職、希望給与(年収)を見てい採用不採用を決定します。
優先度3:あなたが本当に当社に必要かどうか
優先度1、2の内容を加味して、本当にあなたが必要かどうかの最終判断を行います。もしあなたの実力が高く、当社にとって本当に必要な人材であれば、どんな手段をとってでも採用したいと思います。
例えば、年収テーブルなどから大きく外れても、月給の中に「調整金」とい項目を設けて毎月5万円を上乗せして支払うなどを行ってくれます。ただし、これは稀な例なので上手い給与交渉としては言えません。それでは、どうするのかというのを次に説明していきます。
中途採用の上手い給与交渉手順
中途採用応募つまり転職をするということは、何らかのキャリアアップの希望があるわけですから、その一つとして給与アップもあるでしょう。入社後にその給与に不満を持ってしまうと再び転職しようと考えてしまいます。
そのために必要な上手な給与交渉方法を順を追って説明していきます。
手順1:自分の欲しい年収額と給与額を明確にしておく
まず、転職活動を考えたときにやるべきことは自己分析ですが、その際にあなたが欲しい年収額と給与額は詳細にイメージしておくことが大事です。例えば、前述したように580万円など。
そしてもう一つは、あなたが希望する業界でその希望額のレンジがマッチしているかを確認すること。580万円という金額が、業界の同年代の平均年収を大幅に超えていると、まず採用されることはないので、そういった面を自己分析の時に調査しておく必要があります。
やり方がわからない場合は、下記のような転職エージェントに登録して面談の際に希望年収と業界平均がマッチしているのか聞いてみるとよいでしょう。
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手順2:求人票の給与レンジ内に希望年収があるか確認
求人票の多くには、給与レンジが記載されています。例えば、月収30万円~50万円など。その給与レンジに上手く嵌っていれば、給与交渉の余地ありとまずは言えるでしょう。
しかし、この給与レンジの中でも限度いっぱいとなる交渉の余地もないので大体、レンジの真ん中くらいの企業を探すといいでしょう。
下記の様な求人の場合、今回の580万円という希望額に対して適した求人票を言えるでしょう。
手順3:給与の内訳を求人票の中でしっかり確認しておく
求人票の給与はあくまでも手当を含んだ金額です。
その手当の部分に何が含まれているから、基本給の中身が想像できます。下記のような中途採用の求人票を見てください。
上記求人のように、役職手当、資格手当、都市勤務手当などが含まれていますので給与額はこの手当が含まれた金額になります。
それと今回の求人の注意点は「社員旅行」があるので、給与額から毎月引かれる可能性があること、また、手当は研修終了後から支払われるといこと。ここを見逃すと、給与額にかなり不満がでてきますので要注意です。
手順4:納得できる求人に応募する際は希望年収、月収をしっかり明記
次にいよいよ応募するわけですが、その際はしっかり応募書類に自分の希望年収、月収を明記しましょう。もし、明記して書類選考が不採用になるのであれば縁が無かったわけですから仕方がありません。
逆に書類選考が通れば、面接の場で給与交渉をしてもOKの意味が含まれています。
手順5:面接の場で改めて希望年収、給与を伝える
面接の場では2次面接から「希望給与額」について聞かれます。中途採用ですから前職の給与を加味しての採用となるので、前職の給与に対して割り増しで希望することはまったく変なことはありません。むしろ、当然の権利です。
しかし、強気の交渉をしすぎると心象も悪いですし、実力がマッチしていないと恥ずかしい面もあります。その時の中途採用者の希望給与ですが下記の様な回答をすると心象が非常によいです。
といったように、中途採用者を雇用する側のテーブルにある程度従うと伝えておくと、最終的な判断は企業側にあるということを明言することができます。そのため「希望はなるべく考慮してね」とつながりやすいので、オファー面談で交渉しても何もおかしいことはありません。
手順6:オファー面談で最終交渉
580万円よりも高い金額を提示してくれる場合も実はあり、その場合は、社内のテーブルがあなたの希望よりも高い場合です。この場合は、ラッキーパターンなので問題ありません。
しかし、内定を出す際に、580万円を希望しても560万円を提示される場合があります。ここで考えるべきポイントは、給与の内訳つまり月収の中身です。年収は希望より下がるかもしれませんが、月収は上がる可能性があります。前述した下記のパターンをもう一度見てください。
①基本給+各種手当=35万円
②基本給=33万円
①の場合は、月給は高いですが、年収は低くなります。そのため、オファー面談の給与交渉の際は、その内容を加味した最終的な交渉をしましょう。その際の上手いやり方は「金額が●●●万円だったら必ず入社する」と伝えることです。これを伝えて決定した場合必ず入社するのは当然なので覚悟して答えましょう。
上記のやり方でほぼ間違いなく、入社時に自分の給与、年収希望額に到達した状態で中途採用者として入社することができます。
しかし、必ずしも全員が上記のようにうまい交渉を行えるとは限りません。
特に20代であると初めての転職で上手く交渉できないことが殆どどです。そんなときは、転職エージェントに給与交渉を任してしまってOKです。
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