給与交渉が決裂し、内定取り消しを告げる人事

給与交渉は転職活動における最大の山場。ここで上手くいくかどうかが入社の最後の決め手になることが殆どなので、是非成功させたいところ。しかしこの交渉が上手くいかず、内定取り消しになることもあるので、心して交渉する必要があります!今回の記事は、上手い給与交渉方法について解説。

 

こんにちは!転職アドバイザーの南野弘明です。

 

中途採用で応募した際に少しでも給与を上げたいと思うのは、多くの人が希望することですよね?しかし途採用では、企業側の給与レンジと合わなければ不採用(内定取り消し)になってしまいますので、細心の注意が必要です。

 

実はこの中途採用の給与の決め方は、ある程度企業側で事前に決まっている所が殆ど。その為、それを加味した給与交渉が必要になります。

 

今回の記事は、企業側の中途採用の給与の決め方を知り、上手に給与交渉をし内定取り消しという事態を防ぐポイントについて解説していきます!

 

南野弘明てどんな人?

某グローバルベンチャー企業で面接官として数多くの方々を面接。そこで開発した『転職ノウハウ』を基に、超ホワイト企業へ転職。年収400万円アップ!
『今すぐ使える転職ノウハウ』をモットーに、転職アドバイザーとして活動中!

 

中途採用の給与レンジは会社で決められている!

給与交渉をしに行き、内定取り消しにならないか心配になる風景

企業側が中途を採用するということは、新卒では賄えない高度なスキルを即戦力として期待して採用するわけですから、それに答えるためにも転職者側は給与交渉をする権利を持っているわけです。

 

しかし、給与交渉を闇雲に行っても内定のチャンスを逃すことや酷いときには内定取り消しもあるので要注意です。

 

そこで知っておくべきことが、企業側の中途採用者の給与の決め方です。そのやり方は大きく分けて3つの内容があり、それを加味して決定されます。その優先順位が以下になるので見ていきましょう。

優先度1:社内の同年代の年収テーブル

企業は社内である程度の年齢ごとの年収テーブルを持っています。例えば、以下のような場合です。

 

【企業毎の年収テーブル例】

年代 最低年収 最高年収
20代 300万円 400万円
30代 400万円 600万円
40代 600万円 800万円
50代 800万円 1000万円

 

もしあなたが30代で580万円の年収が欲しいとなると年収テーブルとマッチしていることになります。つまり、企業側としては中途採用の希望年収とのマッチができるので、前向き検討されます。

 

しかし企業側のもう一つテーブルとして、年齢別役職と給与(年収)に関するテーブルがあります。下記を見てください。

 

【年齢別役職と給与例】

年代 役職 月収平均(万円) 年収平均(万円)
20代 社員 23.75 380
20代 主任 25 400
30代 係長 31.25 500
30代 課長 37.5 600
40代 課長 43.75 700
40代 次長 50 800
50代 部長 56.25 900

 

つまり、あなたを580万円で中途採用者として雇用するためには、課長級で採用しなくてはならないわけです。これ滅茶苦茶大事なポイントなので次に解説していきます。

優先度2:あなたの前職の役職と給与

企業側も優秀な人材を中途採用者として雇い入れたいわけですから、中途採用者の給与を加味して年収、月給を決定します。

 

前述したようにあなたの希望年収が580万円であれば、30代で係長経験があり、採用するポジションが課長級であれば給与に関する問題は解決するでしょう。

 

しかし、あなたが20代で580万円を希望しても給与テーブルと不釣り合いとなり、給与交渉をしてもマッチしない為、書類選考または面接で不採用や最終段階で内定取り消しになってしまいます。

 

企業側も求める年代、役職、希望給与(年収)を見てい採用不採用が決まるので闇雲な給与交渉は大変危険です。内定取り消しを防ぐ秘訣は後述します。

優先度3:あなたが本当に当社に必要かどうか

優先度1、2の内容を加味して、本当にあなたが必要かどうかの最終判断を行います。もしあなたの実力が高く、当社にとって本当に必要な人材であれば、どんな手段をとってでも採用したいと思います。

 

例えば、年収テーブルなどから大きく外れても、月給の中に「調整金」という項目を設けて、毎月5万円を上乗せして支払うなどを行ってくれます。

 

ただし、これは稀な例なので上手い給与交渉としては言えません。大抵の場合交渉は決裂し、内定取り消しです。それでは、どうするのかというのを次に説明していきます。

給与交渉の際には給与の内訳を確認する

給与交渉をしすぎて内定取り消しにならないか心配になる女性

中途採用の際に面接などで「給与はどの程度がご希望ですか」という質問に対して、希望金額に達していたからと言ってすぐにOK返事せず「給与交渉する」のがポイントです。

 

注意しなければいけないのが「額面」と「賞与」の考え方です。例えば、以下のようなパターンで提示されたとします。

 

①基本給+各種手当=35万円
②全て基本給=33万円

 

もし35万円欲しいとして、希望額に達していても要注意です。これは「年収」という観点から言うと減少する可能性を秘めています。次に下記を見てみましょう。

 

①基本給+各種手当=35万円

・基本給;16万円
・職能手当;10万円
・等級手当;5万円
・家族手当;2万円
・食事手当;2万円

 

上記を含めて理論年収

35万円×12か月=420万円
基本給16万円×4か月=64万円

よって理論年収は、484万円となります。

 

②全て基本給=33万円

33万円×12か月=396万円
基本給33万円×4か月=132万円

よって理論年収は、528万円となります。

 

つまり、月給の額ばかりを見ていると中途採用の場合OKしてしまいそうですが、まだ給与交渉の余地があり、その部分の給与交渉を怠ると悲惨な目に合ってしまいますので要注意です。

 

給与交渉のはじめの一歩は、給与の内訳と理論年収の提示要求をすることからスタートしましょう!

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中途採用の上手い給与交渉手順

給与交渉をしすぎて内定取り消しにならないか心配になる男性

中途採用応募つまり転職をするということは、何らかのキャリアアップの希望があるわけです。その一つとして給与アップが代表的です。入社後にその給与に不満を持ってしまうと再び転職しようと考えてしまいます。

 

そのようなことを避ける為に必要な、上手な給与交渉方法を順を追って説明していきます。この手順をきちんと踏むことで、内定取り消しなどの危機的状況は避けることが可能です!

手順1:給与交渉前に欲しい年収額と給与額を明確にしておく

まず、転職を考えたときにやるべきことは自己分析ですが、その際にあなたが欲しい年収額と給与額は詳細にイメージしておくことが大事です。例えば、前述したように580万円など。

 

そしてもう一つは、あなたが希望する業界でその希望額のレンジがマッチしているかを確認すること。580万円という金額が業界の同年代の平均年収を大幅に超えていると、まず採用されることはありません。そういった面を自己分析の時に調査しておく必要があります。

 

やり方がわからない場合は、下記のような転職エージェントに登録して面談の際に希望年収と業界平均がマッチしているのか聞いてみるとよいでしょう。

 

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手順2:求人票の給与レンジ内に希望年収が当てはまるか確認

求人票の多くには、給与レンジが記載されています。例えば、月収30万円~50万円など。その給与レンジに上手く嵌っていれば、給与交渉の余地ありとまずは言えるでしょう。

 

月給:28万円以上

※前職経験・スキル・資格等を考慮の上、決定します

【手当】
★資格手当(社労士・税理士・中小企業診断士など)
└資格取得後に1~5万円の昇給あり
└資格取得時に「お祝い金」を支給します
・交通費規定支給

【昇給】
※昇給有り

【賞与】
年3回

【年収例】
650万円/30代・営業サポート(月給40万円+賞与年3回)
450万円/20代・営業サポート・事務(月給30万円+賞与年3回)

 

このような企業の場合月給28万円以上が保証され且つ、年収例が年代ごとに出ています。20代であれば、年収450万円程度が狙える求人なので400万円~500万円のレンジが狙い目と考え給与交渉をするのが秘訣です。

 

このレンジより高いと内定後の場合内定取り消しもあり得るので注意しましょう。

手順3:給与の内訳を求人票の中でしっかり確認しておく

求人票の給与はあくまでも手当を含んだ金額です。その手当の部分に何が含まれているかをきちんと確認する必要があります。

 

役職手当資格手当都市勤務手当などが含まれていますので給与額はこの手当が含まれた金額になります。これらは求人票の記載されていないパターンが殆どです。

 

それと求人票毎の注意点は「社員旅行」等がある企業の場合、給与額から毎月引かれる可能性があること、また手当は研修終了後から支払われるというパターンもあること。

 

ここを見逃すと給与額にかなり不満がでてきますので要注意です。

 

給与交渉の際には、給与額にこど悪だけでなく、給与の中身についてもきちんと確認するようにしてください。

手順4:納得できる求人に応募する際は希望年収、月収をしっかり明記

次にいよいよ応募するわけですが、その際はしっかり応募書類に自分の希望年収、月収を明記しましょう。もし、明記して書類選考が不採用になるのであれば縁が無かったわけですから仕方がありません。

 

逆に書類選考が通れば、面接の場で給与交渉をしてもOKの意味が含まれています。

手順5:面接の場で改めて希望年収、給与を伝える

面接の場では2次面接から「希望給与額」について聞かれます。中途採用ですから前職の給与を加味しての採用となるので、前職の給与に対して割り増しで希望することはまったく変なことはありません。むしろ、当然の権利です。

 

しかし、強気の交渉をしすぎると心象も悪いですし、実力がマッチしていないと恥ずかしい面もあります。酷いときには内定取り消しありえます。

 

その時の中途採用者の希望給与ですが下記の様な回答をすると心象が非常によいです。

 

給与交渉をしすぎて内定取り消しにするかもしれない面接官

人事担当A氏
●●さんの希望年収を教えていただけますか?

給与交渉をしすぎて内定取り消しにならないか心配になる若い男性

あなた
年収は580万円を希望しますが、御社内規定もあると思いますので、それに従いたいと考えています。580万円の根拠といたしましては、今回のポジションが希望する・・・

 

といったように、中途採用者を雇用する側のテーブルにある程度従うと伝えておくと、最終的な判断は企業側にあるということを明言することができます。そのため「希望はなるべく考慮してね」とつながりやすいので、オファー面談で交渉しても何もおかしいことはありません。

手順6:オファー面談で最終交渉

580万円よりも高い金額を提示してくれる場合も実はあり、その場合は社内のテーブルがあなたの希望よりも高いときです。この場合は、ラッキーパターンなので問題ありません。

 

しかし、内定を出す際に、580万円を希望しても560万円を提示される場合があります。ここで考えるべきポイントは、給与の内訳つまり月収の中身です。年収は希望より下がるかもしれませんが、月収は上がる可能性があります。前述した下記のパターンをもう一度見てください。

 

①基本給+各種手当=35万円
②基本給=33万円

 

①の場合は、月給は高いですが、年収は低くなります。そのため、オファー面談の給与交渉の際は、その内容を加味した最終的な給与交渉をしましょう。その際の上手いやり方は「金額が●●●万円だったら必ず入社する」と伝えることです。これを伝えて決定した場合必ず入社するのは当然なので覚悟して答えましょう。

 

上記のやり方でほぼ間違いなく、入社時に自分の給与、年収希望額に到達した状態で中途採用者として入社することができます。しかしごり押しの給与交渉は内定取り消しの可能性もあるので注意が必要です。

 

では、私の年収アップ400万円UPをどのように達成したのかを最後に解説します。

 

しかし、必ずしも全員が上記のようにうまい交渉を行えるとは限りません。

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給与交渉が決裂して内定が取り消しになることはよくあります。それは、上手く交渉できずに希望額が社内テーブルよりも極端に上回ってしまっているからです。

 

特に20代であると初めての転職で上手く交渉できないことが殆どです。そんなときは、転職エージェントを利用しているのであれば、全ての給与交渉を任してしまってOKです。

 

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