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年間休日が少ない会社はだめ!転職・就職の基準日数解説

年間休日日数は、企業によって色々。多くの会社は125日・120日・115日・110日・105日などがあげられますが、多い企業と少ない企業でいったい何が違うのかというと「企業の体質」です。転職・就職をする際に、年間休日日数を一つの目安にすることで、自分の理想の会社に勤めることも可能になるので、是非本記事を参考にしてみてくださいね。

転職ノウハウ

この記事でわかること

①年間休日日数で企業選びの基準ができる
②年間休日日数のなぞが解ける
③休日日数を企業の体質がわかる

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年間休日日数の基礎知識

年間休日日数が少ない会社に転職してしまった女性

転職や就職をするとき、仕事内容や給与・所在地などを軸に活動をする方は多いと思いますが、意外と気に留めていないのが年間休日日数です。

年間休日日数とは、各会社が定める年間休日日数のことで、それぞれの会社で独自で決めることができます。

例えば、125日、120日、115日、110日、105日など企業によって異なります。

よくある質問で、「年間休日日数に有給休暇は含まれるのか」と言われますが、これは含まれません。

業種、業態にかかわらず、また、正社員、パートタイム労働者などの区分なく、一定の要件を満たした全ての労働者に対して、年次有給休暇を与えなければなりません(労働基準法第39条)。

また法定休暇・特別休暇というのも年間休日日数に含まれません。例えば、介護休暇・育児休暇といった休暇や、企業で独自に決めた休暇(結婚休暇など)も含まれません。

つまり、有休休暇日数を含めない休日・祭日・企業が独自に決めた休暇日(例えば創立記念日、夏季休暇など)を全て含んだ休日日数を年間休日としています。

重要ポイント

年間休日日数が多ければ多いほど、その他の法定休暇・特別休暇・有給休暇を組み合わせることで休みが多く、リフレッシュが可能になると言えます。

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年間休日日数の目安

年間休日日数が少ない会社に転職してしまった様子

転職や就職をするとき、前述したような理由から、年間休日日数が多い会社の方がリフレッシュできる休日が多くなるため、非常に働きやすい会社となります。

しかし、年間休日日数が多少少なくても、その会社の仕事内容や給与など優先すべきことが上回れば、もちろんそれを優先すべきですが、ある程度は年間休日の目安を知っておかないと入社後に後悔することもありえます。

次に、年間休日日数の目安について解説します。

①全国の年間休日日数調査結果

毎年厚生労働省のHPでは、「就労条件総合調査」がダウンロードできて、企業規模ごとの年間休日日数の結果が記載されています。

年間休日日数が少ない会社に転職しない対策中

 

画像引用元:厚生労働省HP

企業規模により年間休日日数は異なりますが、令和3年の調査結果からすると、113日程度が全国の平均年間休日日数と言えます。

重要ポイント

概ね年間休日日数が、115日くらいを目安に転職先・就職先を探すことで、その会社に勤めていても休日に困ることなくお勤めできるので、一つの基準にするとよいでしょう。

②平均休日日数は、業界によって異なる

年間休日日数が少ない会社に転職してしまった若い女性

年間休日日数は多いに越したことはありませんが、ご自身が就職したい、転職したい業界によっても異なります。

前述は、あくまでも企業規模によって算出したデータになるので、次は業界別のデータについて見ていきましょう。

業界 平均年間休日日数
情報・技術系 119日程度(比較的多い)
金融・保険系 118日程度(普通)
インフラ系(電気・ガスなど) 117日程度(普通)
教育・出版系 112日程度(少ない)
運輸系 100日程度(少ない)
宿泊・飲食系 98日程度(少ない)

※南野弘明独自調べ結果

以上の結果からも分かるように、モノづくりメーカー系の年間休日日数は多く、例えばダイハツ工業株式会社の場合は、以下のような年間休日が求人票に書かれています。

休日・休暇
完全週休2日制(土日)
【年間休日】
121日
【有給休暇】
13日~20日
※2020年度の年次有給休暇全社取得日数/19.5日

参考サイト:リクナビNEXT
参考URL:https://next.rikunabi.com/

大手自動車メーカーということもあり、年間休日日数も非常に多いのが特徴的です。逆に年間休日日数が極端に少ないのが、宿泊・飲食といったサービス業は少ないのが特徴です。

宿泊飲食業は、きつい上に薄給という非常に厳しい労働条件での採用となる為、あまりおすすめできない業界です。もちろんご自身のやりたいことを優先することは大事ですが、給与や休日日数などは一つの目安として転職・就職先を選ぶことをおすすめします。

休日の考え方と過酷さについて

年間休日日数が少ない会社に転職してしまった30代女性

次に休日日数の考え方について見ていきましょう。

転職サイト転職エージェントの持つ求人票には、必ず休日日数が記載されています。

これらの求人票を見た時、日数からどのような休みの間隔で仕事をするのか、その点を想像して求人に応募していくとより理想的な転職・就職が可能になります。

【注意】年間休日が少ないと残業代で損する!

残業が定常的にある企業と仮定すると、残業代においても時給換算すると損するのが年間休日日数の少ない会社。一般的な計算方法として以下のように定められています。

<残業代とは>
1時間あたりの賃金の25%増
<計算式>
1時間あたりの賃金(時給)×1.25(割増率)×残業時間
〇1時間当たりの賃金〇
月給÷所定労働時間÷所定労働日数
注意
月給とは、手当を含まない基本給のみ

つまり、所定労働日数が多い会社程、勤務時間も多くなり、残業代を計算すると時間給で損をしていることが多いです。

その為、採用担当経験からの一個人的の見解としては、年間休日日数が少ない会社への転職はおすすめしませんが、残業代で稼ぎたいという方には、年間休日日数が多い会社の方がよい場合もあります。

その場合においても最低でも年間休日日数105日を下回らない会社への転職、当然ながら残業代をきちんと支払う制度(義務です)があり、グレーゾーンの「みなし残業代」「裁量労働制」をとっていない企業に転職するようにしてください。

おすすめ記事:面接で残業時間を聞く方法

①完全週休二日制・週休二日制

年間休日日数が少ない会社に転職してしまった30代男性

完全週休二日制は、毎週二日間の休日があることを意味します。

よく完全週休二日制と読むと「土日が休み」と考えられていますが実は違うので、注意が必要です。

土日休みの場合は、求人票に「土日休み」と書かれている求人が殆どです。

また、週休二日制と書いてある求人は、一か月単位で見た時に、週二日の休みが一回以上あることを意味します。

つまり、通常土日休みの会社で、月に一度でも土曜出勤があるような会社は「週休二日制」と記載されています。

完全週休二日制の会社の方が、休みが多くなるので、そのような求人を狙って転職・就職活動をすることがおすすめです。

②休日日数:105日はまじ過酷

年間休日日数が少ない会社に転職してしまった30代男性

年間休日日数105日という求人がたまにありますが、これはまじで過酷です。

何が過酷かというと、毎週土日以外の休みがない状態です。

「少ないの?」の人もいらっしゃると思うので結論を申し上げると以下のようになります。

年間休日日数:105日
①祝日は出勤
②お盆休みはない!
③年末年始の休暇はない!

こんな会社に勤めてしまうとまじで大変です。お盆や年末年始で休みリフレッシュしたり、家族でお盆休みをとって旅行に行こうなんてことはできません。

逆にお盆休みや年末年始休暇があるような企業は、土曜日はほぼ出勤です。

このような業界で多いのが以下の業界なので、転職・就職する場合は、避けることをおすすめします。

年間休日日数105日が多い業界
①飲食業
②サービス業
③ホテル・宿泊業
④建設業

③休日日数:110日は意外と辛い

前述のことを加味すると、年間休日日数110日はどうなのかとなりますが、このような場合は、年末年始休暇やお盆休みはあるものの、土曜日出勤が頻発してあるのが特徴です。

また、祝日も出勤の可能性があるため、このようの求人にも応募するのは避けたほうがよいでしょ。

過酷さで言うと、6日連続出勤が2週に1回くらいの割合であります。前職などが完全週休二日制で休暇数が多い会社に勤めていたのであればかなりきついと思った方がよいでしょう。

現状より少ない会社に転職するときついです。

さらに、祝日も削られる可能性もあるので、ゆっくり旅行が行けるのは年末年始・お盆だけといったところがイメージしやすいと思います。110日も意外と辛いので避けたほうがよいでしょう。

このような求人は、意外とブラック企業も多いので、110日以下の年間休日日数の会社にはなるべく応募しないようにしましょう。

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④休日日数:115日〜120日は普通

年間休日日数が少ない社に転職してしまった40代女性

年間休日日数115日〜120日は普通です。

このような企業は、土日み、祝日、夏季休暇・年末年始休暇がありますが、月に1回程度出勤日があるような企業です。

ここで忘れてはいけない裏事情があり、月一回出勤日があるのに多くの人が、有給休暇を取得して休んでいる企業が多いです。

その理由は、有給休暇を取らせるために休日を少ないように設けています。

月一回土曜出勤を設けるだけで、年間12日分の有給休暇を取得させというせこい企業が115日〜120日の会社実態です。特にこの体質は、中小企業に多いのも特徴です。

ただし、考えようによっては、有給休暇を取得しやすい会社とも捉えやすいので、ブラック企業ではない可能性も高いので、少ない休日数だからといって無理にさける必要はない求人と言えます。

もしブラック企業かも知りたいのであれば、下記に紹介する口コミサイトを閲覧し、年間休日が少ないだけではわからない生の声を閲覧してみるのもおすすめです。

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⑤休日日数:125日前後はおすすめ求人!

年間休日日数125日前後の会社の特徴は、優良企業・大手企業・外資系企業が多いです。休みを多く設けることで、従業員の心身をリフレッシュさせるという取り組みを行ってくれています。120日以上の求人は意外と少ないです。

 

つまり、就職・転職の際は、このような企業に積極的に応募することが大事です。

 

中小零細企業や昔ながらの古い体質の会社は、休日日数が少ない一方で、125日以上の会社もあります。

働いている時間からご自身の時給を考えるとわかりますが、時間単価も変わってくるので、是非そのよう求人に積極的に応募してみてくださいね!

完全週休2日制:(土・日)祝日

【年間休日】
128日
【有給休暇】
19日~23日

夏季休暇/年末年始休暇(9日)/GW休暇(9日)/慶弔休暇/出産・育児休暇/介護休暇/リフレッシュ休暇/創立記念日

大手企業求人例

参考サイト:リクナビNEXT
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優良求人を探すコツとは?

年間休日日数が少ない会社に転職しない対策中

年間休日日数についてここまで解説すれば、求人票を見たときにどのような働き方が求められるのかがおわかりいただけたと思います。

もちろん転職・就職するときは、年間休日日数だけではなく仕事内容や給与・年収といった面すべてを考慮して働く場所を探すべきです。

しかし、多くの求職者は目先のことだけを考え、働いた後や将来のことを考えて行動している人は意外と少ないものです。

そんな不安な就職・転職を考えた場合、「だれかに相談して進める」ということが大事

 

わたしがおすすめしているのが、企業としても転職経験でお世話になった転職エージェント就職エージェントです。

 

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