品質管理職は製造業の中でも非常に人気の高い職種です。工場勤務であればほぼ間違いなく設置されている部署なので、求人広告でも見かける機会は多いと思います。品質管理職は人気が高いからこそ面接対策はしっかり行いたいところ。今回の記事は、面接の質問対策をご紹介します!
●こんな方におすすめな記事●
①面接の通確率が悪い
②面接が苦手
③面接攻略の情報取集がしたい
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品質管理職の面接質問は典型パターンあり!
こんにちは!転職アドバイザー田中孔明です。
品質管理の転職活動で最も関門となるのが『面接』ですが、この面接が突破できるかの大きなカギを握っているのが『面接序盤』です。
面接官として10年以上のキャリアがありますが、品質管理職として採用された人のほぼ全員が、この面接序盤の質問を難なくこなせていたという傾向があるので、対策は絶対に行うべきです!
色々なサイトでも品質管理職の面接対策を解説している印象ですが、正直実践編として役に立つ情報はあまりないので、当ブログの本記事を理解していただければ、品質管理の転職はばっちりです!
もちろんすべての回答例付き!
品質管理の質問1:簡単な自己紹介をお願いします
品質管理職の面接でも100%この質問が来ますね(笑)。
皆さんはこの『簡単に自己紹介をお願いします』をどのようにお考えですか?
まさか、本当に簡単に答えていませんか?または長々とこたえていませんか?
実はこの自己紹介で面接の半分は完了しています。
それくらいこの自己紹介はとても重要です。
実は私たち面接官は、この自己紹介であなたの第一印象、対話力、大まかな経験が自社とマッチしているかを確認しています。
1つ目のポイントは、話し方、身振り手振り、顔の表情すべてがチェックされていると思ってください。こういった外見上の細かい表情などを見ることで、人柄を確認することができます。
2つ目のポイントは、説明の長さです。簡単に自己紹介してくださいというのは、大体長くても1分程度にまとめあげることが大事です。あくまでも自己紹介なので、根掘り葉掘りはここでは聞かれないと思って大丈夫です。
それでは、ベスト回答例を見てみましょう。
②説明は「にこやかに」!
③前職はどのような会社に勤め、どのような業務に携わっていたかを説明しましょう。
④その業務であなたが誇れる成果を説明する。
⑤あなたの強みを説明しましょう。
⑥応募企業とあなたのマッチポイントが何かを説明しましょう。
⑦本日はよろしくお願いしますで締めましょう。
上記7つの流れで品質管理職としての自己紹介を説明することができれば完璧です。ここでは細かく深堀されて質問されることはないので、しっかり、はっきりと言える練習だけでOKです。
品質管理の質問2:職務経歴を教えてください
品質管理職の面接序盤の質問で、自己PRが終わると職務経歴の詳細を聞かれます。
この説明の意図は、あなたの今までの品質管理職として経験した業務、それに伴うスキルが自社にマッチしているかを見極めるための質問です。
よくある失敗事例として沢山の業務、経験を行っていたことをすべて細かく答えようとして、だらだらと説明する人がいます。
この時点で面接官は「ダメだこりゃ」となってしまいます。
あなたの職務経歴を簡潔に述べ、成果を数字で表して説明することが大事です。
そして、あなたの経験がその応募企業にどれだけマッチしているかがポイントなので、必要のない経験は省いてしまってもOKです。マッチングポイントの探し方は、過去の自己分析方法の記事を参考にしてください。
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職務経歴については「先ほどの●●についてもう少し具体的な事例と合わせて詳しく説明してください」等かなり深堀されますので、説明した内容をさらに深堀させて説明できるよう万全な準備を行ってください。
リクルートエージェント (★★★★★)
リクルートエージェントは多くの求人情報と業界をカバーしているため、特に20代の転職希望者にとっては、自分の興味・スキルに合った様々な選択肢を見つけることが可能です。また、リクルートエージェントのコンサルタントは経験豊富でプロフェッショナルであり、求職者のニーズに合わせたアドバイスを提供することが可能です。
doda (★★★★☆)
dodaは、豊富な求人情報と分かりやすいインターフェースが特徴です。求人情報が充実しているので、20代の求職者でも自分に適した仕事を見つけやすいです。ただし、リクルートエージェントと比較して、一部の特化した業界の求人が少ない場合もあります。
マイナビエージェント (★★★★☆)
マイナビエージェントは、新卒者や若手社員を中心に高評価を得ています。各業界のトレンドを理解し、個々の転職希望者に対して具体的なキャリアアドバイスを提供します。ただし、中高年の転職希望者に対するサポートが他のエージェントと比較して若干弱いという点がマイナスポイントです。
type転職エージェント (★★★☆☆)
業界ごとに専門のキャリアアドバイザーが求人の詳細だけではなく、 今後のキャリアプランも含め案内してくれます。みなさんの気付いていない可能性、キャリアの可能性を広げる求人を紹介してくれるので、登録の価値あり。
ビズリーチ (★★★☆☆)
ビズリーチは、高級な職種や経営層向けの求人が多いのが特徴です。一方で、20代の求職者には必ずしも合致しない場合もあります。それでも、ビジネススキルやリーダーシップスキルを向上させたいという意欲的な20代には有益な選択肢でしょう。
これらの評価はあくまで一般的な傾向に基づいており、各求職者の具体的なニーズや希望によって最適な転職エージェントは異なります。自分のキャリア目標を明確にし、それに最も適したエージェントを選ぶことが重要です。
品質管理の質問3:あなたの強みを教えてください
品質管理職の転職における面接についてよく質問されるのが『強み』についてです。
一見品質管理職に関係ないような質問に聞こえますが、実は関係大ありです!
品質管理職は、他部署との関りが強い部門なので、どういった人間性なのか知りたいという面接官の意図が込められた質問です。
強みを説明するときは、なぜそれが自分の強みなのかという点を、必ず説明できるようにしておきましょう。
単純に自分の強みだけを説明しても面接官はピンときません。
わかりやすい事例を添えるだけで、説得力のある説明になりますので、下記の事例の様に答えるといいと思います。
②またその強みがどのように役立つのか事例を交えて説明してください。
③あなたの「強み」が応募企業にどのように役立つのか説明してください。
品質管理の質問4:転職理由を教えてください
品質管理職でも間違いなく質問されるのが転職理由です。
この質問は、転職 理由と自社のマッチ状況を確認するとともに、適応能力、忍耐力、キャリアプランを確認しています。
「~が嫌だから」ではなく「~を実現するためにやめた」と置き換えて説明することで、転職理由ネガティブからポジティブに変化します。
さらに、コロナ不況により、製造業全体が低迷、経営不振等で退職せざる得ない理由でも、その結果をどのように受け止め、どのように前進したいかをしっかり説明することで評価されることを頭に入れてください。
必ずポジティブな回答に置き換えてください。何度も言いますが、ネガティブな説明は不採用の可能性が非常に高くなるのでNGです。
②なぜ転職に踏み切ったかを説明してください。
③キャリアチェンジする場合は前職の業務がどのように活かせるかを説明してください。
品質管理職の転職理由はかならい深堀されるので要注意!この深堀の仕方での王道の質問が、以下のようなパターンです。「あなたの会社ではなぜ希望について達成できなかったのですか」です。
例えば・・・
・部署移動などで達成できない理由
・上司への希望を出したが叶わなかった理由
・達成するのにどれくらい年月が必要なのか
など、達成できない理由を明確にしておくことがとても大事です。
達成できないから転職し、達成できたことで応募企業にどのように貢献できるかのストーリー性がとても重要です。
これをまとめあげるのもやはり自己分析が必要になりますので、過去記事を参考にしっかり自己分析を行ってください。
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品質管理の質問5:なぜ弊社に応募しようと思ったのですか
面接序盤で聞かれる質問で多いのが応募理由つまり『志望動機』です。
面接官はあなたの強み、キャリアプラン、自社についての理解度、応募の動機を知るためにこの質問をします。
前職の経験をどのように活かし当社に貢献してもらえるのかについて確認されるため、企業側の思い(募集要項)とマッチした志望動機を作りましょう。
大事なのは応募企業の理解度です。
応募企業のことを知らなくてはあなたの思いと企業側の思いが一致した志望動機を作り上げることができず、面接官の共感が得られません。
その為には、企業研究にしっかりと時間をかけて調べ上げてください。
付け焼刃の理解度では見抜かれてしまうこと頭にいれてください。過去記事に企業研究のやり方がありますので是非参考にしてください。
過去記事:転職スタートのための企業研究方法
②なぜ、退職に踏み切ったかを説明しましょう。
③応募企業がどのようなことに力を入れ、将来の方向性と自分のやりたいことがマッチしているとを説明しましょう。
④さらに+αで貢献できることを説明しましょう。
企業とのマッチングポイントも重要ですが、中途採用に求められることは即戦力+αです。
あなたを雇うことで+αの価値があるからこそ企業側は雇いたいと思うわけです。+αの部分は最後にしっかり盛り込みアピールすることが大事です。
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品質管理の面接は技術的な質問に要注意!
品質管理の転職における典型的なパターン5つがおわかりいただけたところで、最後に技術的な質問の内容についても「おまけ」として解説させていただきます。
僕自身採用担当として企業に勤めている一方で、現役の品質エンジニアとして働いています。
多くの工場勤務者の方を採用している中で、かならず聞いているいくつかの質問で、その応募者の方の品質能力・適性がわかる質問があるので、面接前にしっかりとまとめておくことをおすすめします。
技術質問1:使用していた計測機器はどのようなものですか?
品質管理の転職の質問でこの質問をすると、どのようなレベルの品質管理担当者かがすぐにわかります。
計測機器といっても、業界で使用する計測機器は異なるのですが、その業界に適した測定機器が何かを把握し、何を測定していたかがきちんと説明できることがポイントです。
測定機器名 | 測定内容 |
ノギス | 外形・内径・段差測定 |
ハイトゲージ | 高さ測定 |
ダイヤルゲージ | 平面度・平行度・傾斜度・同軸度・同芯度といった幾何公差を測定 |
マイクロメータ | ノギスより正確且つ、1um単位で測定可能 |
光学顕微鏡 | ステージの組み合わせによって、対象物の測定を行う装置 |
三次元測定機 | ノギスなどでは測定できな対象物をデジタルで測定する機器 |
オシロスコープ | 波形の分析、高速現象の観測、過渡現象の観測など |
特に、三次元測定機とオシロスコープの利用経験は品質管理の面接の中でも高く評価される測定機器です。
もし利用経験があり得意であれば積極的にアピールしましょう。
また、その他測定機も利用経験や測定原理などはきちんと説明できるよう準備しておきましょう。
どのような仕事の中で利用したか、担当者なのか指導者なのかなども質問されます。
また計測機器には「校正」という大事な仕事もあります。
校正経験、校正周期などの質問もよく行われるので、経験から説明できるようにしましょう。
技術質問2:統計は得意ですか?
品質管理職で高いレベルで仕事をするためには「統計の知識と経験は必須」です。
この経験や統計を使いこなせないと3流エンジニアと判断されます。
一般的な用語として説明できないとまずいのが以下のようなワードです。
②工程能力指数
③正規分布
④標準偏差σ
⑤抜き取り検査
これらの説明は、品質管理職の面接でよく質問される内容です。
品質管理職で年収500万円以上目指したいのであれば、最低限上記5つの計算方法や統計的な意味を理解し、面接で説明でき且つ、どのような時に利用したかを説明できるようにしてください。
自信が無い方は、ただ勉強するのではなく、品質管理検定2級を取得する勢いで勉強することをおすすめします。僕も取得している資格ですが、大体2ヶ月は勉強が必要なので、転職を考え始めたら取得の勉強をはじめておくとよいでしょう。
①統計の勉強用
品質管理のための統計学このとおりやればすぐできる 基礎からやさしくわかる[川野常夫] 価格:2,398円 |
②品質管理検定2級対策用
【新レベル表対応版】QC検定2級対応問題・解説集(品質管理検定試験受検対策シリーズ)[細谷 克也] 価格:3,080円 |
技術質問3:品質トラブルを解決した事例を教えて下さい
品質管理の転職質問で非常に多いのが問題解決能力を問う質問です。この質問をすると過去の経験がどのようなレベルで仕事をしていただのかがすぐにわかります。
面接官:品質トラブルを解決した事例を教えて下さい。
応募者:工程内不良率を5%低減させました。
面接官:どのように5%も低減させましたか?
応募者:どの工程でトラブルを発生させているのかを分析し・・・最終的に自動機導入まで持っていき、予算や自動機の選定まで行った経験があります。
このように詳しいトラブル解決方法と最終的にどのようにクロージングしたのかの話の内容で、応募者の方の実力がわかるので頻出質問といえます。
過去の経験をもとに面接前にまとめておくことをおすすめします。
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技術質問4:顧客のクレーム対応経験はありますか?
この質問も品質管理の転職の必須質問の一つです。
顧客と直接電話やメールときには、客先で説明したことがあるのかで、応募者の会社の立ち位置が分かる質問です。
大きな会社になると、品質管理部門は解析を行い、品質保証部門が顧客対応となるケースもあるので、その場合はそのように伝えてください。
品質管理と品質保証が同じ部門であり、顧客対応の経験があれば、具体的にどのような流れで顧客対応をしたのかきちんとまとめておきましょう。
転職先の面接官に説明するときは下記の内容を具体的に自社のやり方に当てはめて説明できれば問題ありません。
項目 | 説明 |
顧客窓口 | 営業から品管に情報伝達 |
解析は誰か | 解析担当者(自分かどうか明確に!) |
クレーム報告書の作成 | 担当者なら報告書で工夫したことを説明できるように! |
顧客への説明 | 電話・メール・対面・Webなど |
心構え | 説明のときに工夫したことなど |
上記の流れで且つ、自分の体験談・エピソードを一つでいいので作り上げて説明できればOK。
面接官は、自社で仕事をしてもらう上で、即戦力として働ける人材かの確認のための質問と捉えておくとよいでしょう。
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技術質問5:ISO9001に関する知識や経験
品質管理の部門がISO9001の事務局を担うことも多いので、技術的な質問として確認されることがあります。
製造業で工場があれば、多くの会社がISO9001を取得していると思います。
それらの知識や利用経験(顧客監査、審査期間対応、仕入先監査)があれば、積極的説明できるように準備しておきましょう。
また、内部監査員としてのスキルを持っていれば、内部監査員として心がけていたことなどまとめて説明できると好印象を持たれます。
ISO9001を取得していない企業で働いていた場合、品質エンジニアとしての評価は急激に下がってしまうので、「取得していなかったが知識は豊富」であることを説明できるよう勉強しておくようにしてください。
わかりやすい本を以下に記載しておくので、購入して一読しておくとよいでしょう。
外部リンク
品質管理の面接と質問対策:まとめ
今回は品質管理職の転職で、面接序でよく質問される5つのポイントについて回答例と解説を盛り込みながら説明させていただきました。
面接の序盤ではまずあなたの品質管理職としての概要(スペック)をざっと確認されます。
この序盤の内容を基に中盤以降はさらに深堀しながらあなたとのマッチ度を測ることで採用の可否を検討していくわです。
序盤でうまく受け答えができないと深堀の質問に対処できず印象が非常に悪くなります。
その為には、自己分析で転職の目的を明確にし企業研究でなたと企業のマッチングポイントを明確にしていくことがとても大事になります。
面接が苦手な人は各種転職エージェントに登録すると無料練習できますので、私が厳選した転職サイトに登録し、万全な面接対策を行ってください。
以下私のおすすめ転職サイトになりますので是非、登録してみましょう!それではまた!
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