
こんにちは!転職アドバイザーの南野弘明です。
ブラック企業の定義については厚生労働省も具体的に述べていませんが、一般的には長時間労働の強要などがあげられます。
転職活動をするにあたっては、残業時間についてきちんと確認しておくことが非常に重要になります。
特に、求人票に下記の様な文言が書かれているような求人には絶対に応募してはいけません!ほぼ間違いなくブラック企業です。
②みなし残業代(例20時間含む)
この2つが書かれていることがなぜブラック企業なのかについて、今回は解説させていただきます。転職を検討されている方は要注意!
南野弘明てどんな人?
『今すぐ使える転職ノウハウ』をモットーに、転職アドバイザーとして活動中!
目次
裁量労働制とは何か
裁量労働制の定義は、厚生労働省のHPで明確に記載されているの下記を見てください。
業務の性質上、業務遂行の手段や方法、時間配分等を大幅に労働者の裁量にゆだねる必要がある業務として厚生労働省令及び厚生労働大臣告示によって定められた業務の中から、対象となる業務を労使で定め、労働者を実際にその業務に就かせた場合、労使であらかじめ定めた時間働いたものとみなす制度です。
○専門業務型裁量労働制の対象業務は?
「専門業務型裁量労働制」は、下記の19業務に限り、事業場の過半数労働組合又は過半数代表者との労使協定を締結することにより導入することができます。
特に多くみられるのが研究開発職に従事されているような職業です。こういった職業の方はどうしても夜中にデータを取得したりすることもあるのである程度個人の裁量にゆだねた仕事が求められる場合があります。
また、企画業務型裁量労働制というのもあるのですが、これも考え方は似たようなものなので割愛します。
これが本当にやばい制度で、ブラック企業はこの制度を上手く活用して残業代を支払われないように調整してきます。
▶裁量労働制の事例
実際に大手転職サイトで『裁量労働制』と検索すると232件以上の求人がヒットしました(2020年12月現在)。その中の記載事例を見てみましょう。
勤務時間
・専門業務型裁量労働制
・1日のみなし時間8時間00分※参考/10:00~19:00(休憩1時間)
一見何の変哲もないように見えますが、残業代については求人票内に記載がありません。これからもわかるように自由な働き方ができる一方で、残業代を支払う必要がないという捉えかたができるので裁量労働制を取り入れるブラック企業が多いです。
▶ブラック企業の裁量労働制活用事例
裁量労働制は、8時間の勤務を個人の裁量で決めてよいという制度で、有効活用すれば非常によい制度です。例えば以下のような働き方も可能です。
このように活用次第では非常に有効な働き方です。しかし、ブラック企業は違います。
朝9時出勤夜10時までを毎日強要し、残業代を支払わないというのが横暴しています。これは入社してみないとわからないことなので、裁量労働と書かれている企業には応募しない方が得策です。
また、勤務時間も8時間勤務となるように調整させるため、出勤簿は8時間勤務で全て調整された状態になるので証拠は残らないようにされています。
ブラック企業に入社したくないのであれば『裁量労働制』と書かれた求人には絶対に応募しないようにしましょう!
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みなし残業代とは何か
「みなし残業代」というのは、例えば「月給の中に残業代20時間を含む」という場合です。このことが求人情報の中に書かれている場合はほぼ間違いなくブラック企業です。
『労働弁護士ナビ』さんのページを見てみましょう。
みなし残業とは、賃金や手当ての中に、あらかじめ一定時間分の残業代を含ませておく制度のことで、一定の残業代を固定して支払う固定残業制度とも言われてます。
例えば「月30時間の残業を含む」などと雇用契約書に記載されている場合には、月30時間までの残業代は賃金とは別に残業代として支給されない賃金体系のことです。
このように、30時間までは給与として振り込まれ、通常超えた分は支払われるはずですが、支払われないなどの事例が非常に多く、違法性を含ませた制度です。
つぎにこのみなし残業の制度のメリットと落とし穴を見ていきましょう。
▶みなし残業のメリット
みなし残業は固定残業代の為、その残業時間以内であれば固定で支払われるのでお得です。
例えばみなし残業代が30時間ならば、20時間しかしない月は10時間分得をするので、仕事を効率よくこなせる人材にとっては毎日定時に終わらせれば30時間分の給与を得する制度です。
しかしこの制度を取り入れている会社はそんなに甘い会社じゃない!つまり、ブラック企業だからこそ取り入れています。次に、ブラック企業特有の落とし穴を見ていきましょう。
▶ブラック企業のみなし残業代例
みなし残業代の制度を取り入れているということは、長時間労働が定常化している会社を意味しています。
しかも、20時間を超えた分は残業申請できず、サービス残業をさせられる会社がほとんです。上司の言い分は「20時間を超えても仕事をこなせないお前の能力が低いだけだ」と言われて終了・・・。
みなし残業を取り入れている会社は、20時間で絶対に仕事が終わらない会社です。そして、20時間を超えた分の残業代が支払われない会社が殆どです。
次に大手転職サイトの事例を見ていきましょう。
▶みなし残業代の事例
みなし残業を取り入れている会社には絶対行かない方が身のためです!実際に大手転職さいとで『みなし残業代』と検索すると42件ヒットしました(2020年12月現在)。記載事例を見てみましょう。
月給:21万円~35万円
※固定残業代を含む※上記は、関東勤務の場合の給与となります。
<関西の場合>
関西/月給20万~35万円 みなし残業代1万3500円(10時間分)含む
東海/月給20万~35万円 みなし残業代1万3500円(10時間分)含む固定残業代:1万4200円/10時間
※固定残業代は残業がない場合も支給し、超過分は別途支給する
『超過分は別途支給する』と記載されているのは、超過分を支給しないと法律上問題があることは会社側も知っています。しかし、ブラック企業の殆どは、超過分を申請することに対して前述の内容で拒否・否定してくるので危険です。
残業した根拠をしても拒んだり、申請者に対しての評価を下げるなどの措置を講じるなど色々な策を行います。ブラック企業の可能性が非常に高いので、転職の際には覚悟を決めて転職するようにしましょう!
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まとめ!残業代支払えてくれよ!
今回の記事はブラック企業がよく使う残業代を支払わない対策方法をご紹介しました。転職サイトに記載されている以下の2点が書かれている場合は、ブラック企業の可能性が非常に高いので気を付けましょう!
①裁量労働制
②みなし残業代
そもそもですけど、こんな制度使わなくても普通に残業代管理すればよくないですか?こういう制度をわざわざ導入する事態でブラック企業なんですよね(笑)。
ブラック企業を避けるには色々な転職ツールを活用して、情報を入手することが大事です。私がホワイト企業に転職する為に利用した転職ツールを下記に紹介していますので、是非活用してみてくださいね。それではまた!
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