
ブラック企業の見分け方は、求人票がポイントなのはご存じですか?この求人票の見方をマスターすることで、多くのブラック企業を見分けることが可能です!今回の記事は、見分けるポイントをマスターするとともに、ブラック企業に転職しないコツを解説します!
こんにちは!転職アドバイザーの南野弘明です。
今日は、転職における求人票の見方&ブラック企業の見分け方について解説させていただきます。
求人票の中で、特に見方で悩みやすい項目は4つ!実は、
どれもブラック企業を見分け方のポイントとして重要なポイントが含まれています!
その企業に応募するべきか迷ったら、これらの項目に注目しましょう。
また、求人票には就職する上で大事な雇用条件が記載されています。その点をしっかり押さえて転職することで、転職後のトラブルも防げるので是非活用ください。
南野弘明てどんな人?
『今すぐ使える転職ノウハウ』をモットーに、転職アドバイザーとして活動中!
●こんな方におすすめの記事●
①ブラック企業への転職を避けたい方
②これから転職活動を勧めたい方
③転職ツールを知りたい方
ブラック企業の見分け方!求人票の4つのポイント
求人票には、転職する上で重要な項目が4つあります。
求人票で一番最初に見るポイント
②勤務時間と残業時間
③休日日数
④保険の完備
仕事の内容よりまず先に上記4点をみる癖をつけましょう!
転職するときは、自分のやりたいことを優先し確認を疎かにしてしまい入社後に「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔しても遅いです。
ブラック企業は、求人票の4項目のどこかにヒントを盛り込んでくることが多いので転職活動をする上でしっかりブラック企業を見極めることが可能です。
次に、①~④について求人票を使ってブラック企業の見分け方を解説します。
▶ブラック企業の見分け方は「給与額」がポイント
求人票の中で「給与」 についての見方のポイントは2つに分かれます。
・手取り金額
・給与形態
あなたの生活に関わる重要項目なので必ずチェックしてください。
▽手取り金額
求人票でまず見ることは「手取り金額は、現在と比べて高いのか低いのか」を見てください。注意しなければいけないのは、
「給与額が銀行にすべて振り込まれるわけではない」
とい点です。実際は求人票の額より税金や保険料が引かれるため、数万円少なくなります。ざっくり計算する場合は、
求人票の総給与金額×0.8=振り込まれる金額
として計算すればいいと思います。年収のイメージだと、求人票をベースに考えると、
例)年収400万円(賞与込み)×0.8=320万円
→320万円÷12か月≒27万円
が月々の手取り額になります。ブラック企業だからと言ってこの部分はしっかり書いてあるのでご安心を(笑)。ブラック企業の見分け方というよりも大事なポイントになります。
▽給与形態
次に、給与形態です。大まかに考えると以下のようなパターンです。
・固定給制
・歩合給制
・完全歩合給制
の3種類があります。あなたの給与に対する考え方で変わることを覚えておきましょう。選び方の基準として、
①毎月一定の収入を手にしたい安定志向
→固定給制
②ノルマ達成などの業績で収入が決まる
→歩合給制 か 完全歩合給制
といった形で求人を選びましょう。歩合制の注意点は、
どんな業績が給与に反映されるか
です。どのような成果により報酬が得られるのかハッキリしていない求人は警戒してください。
ブラック企業の見分け方をマスターしても面接の場で違うことを言ってくる可能性もあるので、不安な内容は面接で確認してください。
▶勤務時間と残業時間はブラック企業の見分け方で大事
勤務時間は、殆どの求人票でもしっかりと書かれていると思います。例えば、
・9:00~18:00
・8:30~17:30
など明確に記載されているので覚えておきましょう。つぎにとても大事なのが、平均残業時間・残業代をチェック!!
残業代の未払い問題など、ブラック企業で横暴している内容です。
ここでブラック企業の見分け方の重要なポイントがあるので覚えておきましょう!必ず求人票でチェックしてください!
ブラック企業は平均残業時間をごまかします!
実は、求人票に書かれた残業時間は「募集している職種のもの」とは限らないのです。これにはからくりがあって「会社全体の残業時間の平均値」を出していることが多いです。
あなたの部署は日平均で5時間の残業をしていて、他部署は残業がほぼゼロであればその平均は2.5時間に変わってしまいます。求人票のからくりを暴くためにも面接時に質問しておきましょう!ブラック企業は巧みに隠してきます!
残業はブラック企業の見分け方で大事なポイントになるのでしっかり見ていきましょう。
▽「みなし残業代」「固定残業代」「裁量労働制」はブラック企業の可能性大!
初月の給与明細を見て「騙された!」となる一番多いのは、
「残業代が未払い!?」
となることです。上記でも記載した、
・みなし残業代
・固定残業代
・裁量労働制
の3種類の制度はいずれも、ある一定の期間で〇〇時間残業したと仮定して、残業代を定額で支払う制度です。つまり、求人票でのブラック企業の見分け方のポイントはこの3つのどれかが記載されていた場合かなり危険です。
▽ブラック企業は法律を無視した残業時間が横暴
ブラック企業を見分け方のポイントは、仮定した残業時間が「1ヶ月で45時間、年間で360時間」に近い数字かどうかです。
実はこの数字は、法律に基づいて許される残業時間の上限ギリギリ(または、超えて)です。「みなし残業制度」設定している企業は、日頃から残業が多い可能性が高いと言えます。
経験上、上記3点セットの残業方式を用いている会社は「ブラック企業」といって間違えありません。
応募先からは除外することをお薦めします!
求人票から分からない情報は、転職エージェントを通して転職活動をしているなら必ず、転職エージェントに残業の件はしっかり確認してください。
▶年間休日日数はブラック企業の見分け方で大事なポイント
休日でチェックすべき点は、
「年間で何日休めるのか」
という点です。これは求人票でのブラック企業の見分け方さえ分かっていれば必ずチェックできます。人気が高い土日休みの企業でも、祝日・年末年始に休めず、
年間休日が極端に少ない…
というケースもあるので、求人票を見る際には「年間休日数」を必ずチェックしましょう。ホワイト企業のボーダーラインは、
年間休日数が113日以上
です。厚生労働省の調査によると、年間休日数の平均は【113.7日】とのこと。
業界によって102日~121日まで幅がありますが、まず「年間休日数が113日以上かどうか」を年間休日の多さを判断する基準にするといいでしょう。
ちなみに、全業界の年間休日数を比較したところ、休日数が120日以上の業界は全体の30%のみ。 これを覚えておくと、ホワイト企業探しの助けになるかもしれません(ブラック企業を避けることにもつながります)。
▶ブラック企業の見分け方は加入保険でも分かる
「加入保険等」には9つの項目がありますが、求人票で見方が分かっていれば簡単にチェックできます。チェックすべきは、
「法律で決まっている保険が揃っているか」
という点。入社後に加入できないことを告げられ、トラブルになるケースもあるので、目を通しておきましょう。
社会保険(雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金)は、原則すべて会社が用意することになっています。これは、
試用期間中でも変わりません!
「弊社は試用期間中、社会保険に加入しないことになっています」と言われるケースもありますが、法律に違反しているので要注意!です。
ただし、雇用形態や会社の規模によっては、加入を免除されているケースもあります。大まかに、
・「正社員」ならすべて加入。
・契約社員やパート・アルバイトは条件をチェック
と覚えておくといいでしょう。これはブラック企業の見分け方というより常識の範囲で覚えておいてくださいね!
求人票に記載されている情報と違う場合には個人応募なら「労働基準監督署」、転職エージェントを通しているなら転職エージェントに必ず確認してください。ブラック企業で非常に多くのトラブル事例があるので要注意です。
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求人票で確認すべきその他ブラック企業の見分け方のポイント
求人票のフォーマットは企業によってさまざまですが、内容はほぼ変わりません。ここでは、特に大切な項目の見方を覚えましょう。
転職・就職先を決めるうえで欠かせない情報は、前述した4項目以外にも大事なポイントがあります。 細かなポイントを押さえて確認できれば「こんな会社なんて聞いてなかった…」と、転職 に後悔しなくなるでしょう。
そのためには求人票から、
・各項目から何を読み取れるか
・探したいことがあるときどこを見ればいいか
をしっかりブラック企業の見分け方を熟知して見極めることが求められます。迷ったときには下記のリストを参考にしてみてください。
▶賞与と昇給
賞与と昇給の件は入社前に確認しないととんでもないことがあります。特にブラック企業は入社後に真実を伝えてくることがあるので要注意です。
昇給制度:毎年給与は上がるか
賞与制度:ボーナスはもらえるか
が求人票に書かれています。
同じ会社で働き続ける場合、昇給・賞与があるかどうかで生涯年収は大きく変わってきます。
▽昇給
「初任給は高かったけど、昇給が無くて結果的に生活が苦しくなった」
という後悔の声も挙がっているので、安定志向の方は特に定期的に昇給のチャンスがある会社を選ぶといいでしょう。
この昇給制度ありにもかかわらず、毎年給与が上がったためしがない会社は非常に多いです。直近の昇給率は確認しておきましょう。
▽賞与
一方で賞与は、支給されなくても落胆する必要はありません。
たとえば「年俸制」のように、あらかじめ給与額に賞与が含まれる場合は「不景気で賞与が支給されない」ということが無いため、安定志向の方にぴったり。
給与と別に賞与が支給される場合は、会社の業績によって賞与額がアップする利点もあるので、安定性とどちらを取るか検討するといいかもしれません。ただし、注意すべき点は、
書かれているのは、参考データ(過去の実績等)
です。業績などによって昇給・賞与の金額は変わりやすいので、最新の情報は契約書を交わすタイミングで必ず確認してください。
このあたりもブラック企業はしっかり説明してくれない可能性があるので面接で確認することをお忘れなく!
▶仕事内容
「総務」「経理」「営業」「設計」「施工管理」「システムエンジニア」といった、職種名が書かれています。この欄を見て、
・自分が探している職種の募集か?
・興味の持てそうな仕事か?
を判断しましょう。
▶雇用条件はブラック企業の見分け方で重要!
内定時に『雇用条件通知書』、『オファーレター』など何らかの通知がされるのが一般的です。
この通知書を渡されないで口頭のみの提示をしてくる可能性があるのがブラック企業です。求人票ではわかりにくいポイントも通知書で証拠を残すためにも必ず必要になります。
▽実際に働く場所
本社や事業所と同じ住所のケースがほとんどですが、現場作業が多い工事関係の仕事や、ショップの販売スタッフ、派遣社員の場合は注意が必要です。
「本社は北海道だけど、勤務地は東京」というケースのように、本社と働く場所が離れている求人もあります。U・Iターンなど、働く場所に強いこだわりがある場合は、特に注意!
▽雇用形態、契約期間
正社員・契約社員といった「雇用形態」と、契約の期間が書かれていますがこれは大きく分けて4種類あります。たとえば、
・同じ会社で長く働きたいなら正社員
・とりあえず転職したいなら契約社員
・家事と両立させたいなら派遣社員
といった形で、自分のライフプランにあった働き方を選びましょう。
・正社員
・正社員以外
・登録型派遣労働者
・常用型派遣労働者
となっています。ハローワークの求人は、この雇用形態の件で入社当日にもめることもよくあるのでしっかり確認してください!ブラック企業で揉まるパターンもとても多くなっています。
▽定年の年齢とその後の契約
同じ会社で働き続けたい場合、定年後に雇用を継続できる「再雇用制度」があるかを確認しておくといいでしょう。
概ね60歳定年後に再契約となるケースが殆どです。
▽試用期間
「試用期間はあるか?」「その間、福利厚生などに違いはないか?」といった内容を確認しましょう。
試用期間とは、採用した人材を本採用するか、実際に働いてもらって判断する期間のこと。
通常3ヶ月~6ヶ月ほど
で設けられています。本採用するか判断する期間とはいえ、注意しなくてはならないことがあります。当然ブラック企業による不当解雇は法的にも戦える部分はありますが、従業員側に問題があり解雇されることもあるので注意しましょう。
従業員側に問題があり解雇される理由
②無断遅刻・欠勤を繰り返す
③履歴書に嘘が書かれていた
特に③の内容は要注意です。経歴詐称に当たる行為があった場合、解雇されることもありますし、採用にかかった費用まで請求されることもあるので経歴詐称は絶対にNGです。
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試用期間中の注意事項として、「手当」に注意してください。試用期間の長さよりも、大切なのは「試用期間中、手当などに変更がないか?」という点。
「住宅手当は試用期間終了後から支給」といったケースもあり、確認しなければ思わぬ出費につながってしまうこともあります。
ブラック企業の見分け方:まとめ
ブッラク企業を避けるための求人票の見方と合わせて「求人票の見方の基本」を説明させてただきましたがいかがでしたか?
基本的な見方は知っていたけれども思わぬ「落とし穴があった」と一つでもためになる情報が含まれていたら幸いです。
ブラック企業というのは、求人情報から全てが分かるだけではありませんが、ブラック企業であるヒントは隠されていることが殆どです。
特に「残業代」に関わる内容、例えば「みなし残業代」については本当に要注意です!
細かい情報は、ハローワークや求人誌では分からない為、転職エージェントなどの民間のサービス(人材紹介会社)を通して「生の情報」を入手することが転職活動をする上で非常に重要になってくると考えてください。
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