裁量労働制という言葉をご存じですか?この言葉が求人票に書かれていたら要注意です!ブラック企業の特徴の1つとして「残業代が出ない」といった特徴があり、この裁量労働制をうまく使うことで、合法的に残業代を支払わなくすることが可能です!求人票で見かけたら絶対に避けましょう!
今回の記事は、裁量労働制が危険な理由をわかりやすく解説。
こんな方におすすめの記事
①裁量労働制の会社に勤めている
②裁量労働制で残業時間が多い
③求人票に裁量労働制と書いてある会社に行きたい
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目次
裁量労働制を悪用する企業は多い!
こんにちは!転職アドバイザーのKOUMEIです。
ブラック企業の定義については厚生労働省も具体的に述べていませんが、一般的には長時間労働の強要などがあげられます。
転職活動をするにあたっては、残業時間についてきちんと確認しておくことが非常に重要になります。
特に、求人票に裁量労働制と書かれているような求人には、絶対に応募してはいけません!ほぼ間違いなくブラック企業です。
ブラック企業は、この言葉を悪用し、違法労働させることを目的としている例が非常に多いです。私の勤めていた企業も裁量労働制を行い、ひどい残業を強いる会社です。
どんなに行きたい会社でも、この言葉を見たら、応募を諦めたほうが無難。後述する残業代も出ないので、絶対にやめましょう!
裁量労働制はブラック企業の登竜門!
裁量労働制の定義は、厚生労働省のHPで明確に記載されているの下記を見てください。
業務の性質上、業務遂行の手段や方法、時間配分等を大幅に労働者の裁量にゆだねる必要がある業務として厚生労働省令及び厚生労働大臣告示によって定められた業務の中から、対象となる業務を労使で定め、労働者を実際にその業務に就かせた場合、労使であらかじめ定めた時間働いたものとみなす制度です。
○専門業務型裁量労働制の対象業務は?
「専門業務型裁量労働制」は、下記の19業務に限り、事業場の過半数労働組合又は過半数代表者との労使協定を締結することにより導入することができます。
特に多くみられるのが研究開発職に従事されているような職業です。こういった職業の方はどうしても夜中にデータを取得したりすることもあるので、ある程度個人の裁量にゆだねた仕事が求められる場合があります。
また、企画業務型裁量労働制というのもあるのですが、これも考え方は似たようなものなので割愛します。これが本当にやばい制度で、ブラック企業はこの制度を上手く活用して残業代を支払われないように調整してきます。
この制度を知らないで入社すると、残業代が出ない事実をあとから知り、地獄を見るので次に詳しく解説します。
①求人事例
実際に大手転職サイトで『裁量労働制』と検索すると232件以上の求人がヒットしました(2020年12月現在)。その中の記載事例を見てみましょう。
参考サイト:リクナビNEXT
参考URL:https://next.rikunabi.com/
勤務時間
・専門業務型裁量労働制
・1日のみなし時間8時間00分※参考/10:00~19:00(休憩1時間)
裁量労働制事例①
給与年俸:288万円~(別途インセンティブ支給あり)
※上記年俸は、入社時の最下限給与です。
※経験・年齢・スキル等を考慮し決定します。【昇給】
年1回
勤務時間
企画業務型裁量労働制
1日のみなし時間8時間00分
勤務時間帯(目安) 9:00~18:00裁量労働制事例②
一見何の変哲もないように見えますが、残業代については求人票内に記載がありません。
これからもわかるように自由な働き方ができる一方で、残業代を支払う必要がない(出ない)という捉えかたができるので、裁量労働制を取り入れるブラック企業が多いです。
このような求人票では、この制度を知らないと残業代が出ないなんて思いもしません。この機会に是非覚えておきましょう。
②ブラック企業の活用事例
裁量労働制は、8時間の勤務を個人の裁量で決めてよいという制度で、有効活用すれば非常によい制度です。例えば以下のような働き方も可能です。
このように活用次第では非常に有効な働き方です。しかし、ブラック企業は違います。
朝9時出勤夜10時までを毎日強要し、残業代を支払わないというのが横暴しています。これは入社してみないとわからないことなので、裁量労働制と書かれている企業には応募しない方が得策です。
また、勤務時間も8時間勤務となるように調整させるため、出勤簿は8時間勤務で全て調整された状態になるので証拠は残らないようにされています。
ブラック企業に入社したくないのであれば『裁量労働制』と書かれた求人には絶対に応募しないようにしましょう!
③自由な働き方ができるのに出社時間を強要する
裁量労働制というのは、前述したように開発や企画系の会社が採用することが多い働き方です。特に、IT系のエンジニアの会社やコンサルファーム、プロダクション企業など、個人の裁量に任せる働き方が求められる企業が導入することが多いです。
しかしそれらの会社では、裁量労働制をうまく悪用し、従業員を縛り付けて働かせる事例が多いです。
前述したように、裁量労働制は、残業代が出ないのはもちろんですが、働き方も自由です。○時出社で△時退社ということは強要されません。
しかしブラック企業は、求人票に勤務時間の目安と書いてありながら、平気で出社時間を強要します。「周りがそうしているからあなたもそうしなさい」など馬鹿なことを言う会社は、完全にブラック企業です。
単純に残業代を支払わない、出さない口実に裁量労働制を導入している企業がほとんど。求人票には美味しいことを書いておきながら、入社したら違ったなんてことは日常茶飯事です。
絶対に裁量労働制に企業に応募しないようにしましょう!
裁量労働制は求人票に記載が鉄則だから避けやすい!
今回の記事はブラック企業がよく使う「残業代が合法的に出ない対策」である裁量労働制にについて解説しました。
転職サイトにも普通に掲載されており「なんだろうこれ?まいっか!」と入社すると、まじでひどめに合うので、書いてある企業には応募しないほうがいいです!
②12時間労働当たりまえ!
③出社時間を強要される!
そもそもですけど、こんな制度使わなくても普通に残業代管理すればよくないですか?こういう制度をわざわざ導入する事態でブラック企業なんですよね(笑)。
ブラック企業を避けるには色々な転職ツールを活用して、情報を入手することが大事です。
私がホワイト企業に転職する為に利用した転職ツールを下記に紹介していますので、是非活用してみてくださいね。それではまた!
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