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リストラの転職は不利!逆転発想で再就職を目指すテクニック解説

リストラの転職は応募企業側も理解してくれるので有利な転職が可能と思っている人はいませんか?答えはNOです。むしろ完全に不利な状態からのスタートとなるため危険です。今回の記事は、リストラされた場合の転職術についてわかりやすく解説しますので、是非参考にしてくださいね!

転職ノウハウ

こんな方におすすめの記事

①リストラされて転職活動に不安
②早期退職者を募集している
③リストラの転職方法を知りたい

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リストラは転職に不利確定

リストラの転職は不利と思い知らされる様子

こんにちは!転職アドバイザーの田中弘明です。

昨今のコロナウイルスによる失業者数は総務省統計局調査結果によると、完全失業者数198万人という驚異の状況です。

非正規雇用者が多く含まれている中でも、増加傾向にあるのが「リストラ」による失業者です。

リストラになると非常に転職活動が厳しいのが転職市場なので、リストラにあわれた方々は、かなり不利な状態になります。

今回の記事は、このリストラという不利な状況を逆転の発想で応募企業にアピールしていく方法について解説していきます!

本文のポイントを下記にまとめましたので、その点に注目しながら読んでみてくださいね!

リストラの転職逆転術
①リストラの原因は、事実だけを伝えない。
②志望動機は、応募企業との直結性が大事。
③応募企業の求める人物像と7割以上のマッチングが必要。
④高マッチ度の転職先は、転職エージェントに探してもらうとよい。

「会社都合」は全てにおいて不利!

リストラの転職は不利なため職がなかなか決まらず長蛇の列

リストラで転職を余儀なくされた人は会社都合となりますが、この『会社都合』は転職市場においてめちゃくちゃ不利に働きます。

リストラだから「不本意な転職」なため、「応募企業に同情の余地でみてくれる」なんて甘い考えありませんか?

そんなことはありません!

むしろ「採用までの過程においてすべて足元を見られる」ことを絶対に覚えておいてください。

会社都合というのは大きく分けて下記のような4つの要因があげられます。

 

  1. 会社が倒産
  2. 会社立て直しで人員整理(リストラ)
  3. 会社に大きな損害を与えた
  4. 会社の社内規定に大きく反する行為があった

 

上記1~4全てマイナスのイメージしかない為、会社都合というのは不利に働く要素しかありません。それぞれの要因について見ていきましょう。

①会社倒産による転職も「負の要素」を持つ

リストラの転職は不利で途方に暮れる様子

リストラで会社を立て直す体力の無い企業は、リストラよりも『会社倒産』の選択を先に行う企業が殆どです。

一見「会社倒産だから従業員側に非が無い。だから転職に影響しない」と考えている人が多いかもしれませんが、そんなことはありません。

会社倒産は従業員全員解雇になるのは当然ですが、応募企業側の立場としてみると、最初のあなたへの印象は「貧乏神」扱いです。

まりあなたを入社させてしまうと、応募企業も「何か不運な影響を与えられてしまうのではないか。。。」と印象を持ちます。

その為、あなた自身は実力があっても積極的に採用したいと思うことはまずありませんので、会社倒産というだけで、転職市場では不利になるということです。

大手企業ならそんなジンクスは無いかもしれませんが、中小企業の役員連中などはそういったことを脳裏に過ぎらせています。

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②リストラは「能力不足のレッテル」が不利の証

リストラの転職は不利で悩む20代男性

コロナの影響で会社立て直しを図る為、企業は積極的に『リストラ』を行っています

その為転職市場では、多くのリストラ対象者で溢れかえっている状況です。

 

このリストラ対象者は、自己都合退職者よりも圧倒的な不利な印象を与えています。

 

リストラをされるというのは「会社にとって必要なし」というレッテル貼りが行われた結果の為、既にマイナスイメージからスタートしています。

前職で「会社から必要なし」と判断されたとしても、応募企業では活躍できる可能性は十分あります。例えば大企業でリストラされた人材であっても、中小企業では大活躍できる人材かもしれません。

しかし、転職市場では「リストラ対象者は、社会で活躍できる可能性は低い」という評価をされやすい人材の為、かなり不利に働くことは間違いありません。

僕は過去何百人と採用活動をしてきましたが、リストラされた方は明らかに士気が低く、自己都合退職者と比べ採用したいと思う方は圧倒的に少なかったと断言できます。

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③会社に大損害を与えるとクビになる!

リストラの転職は不利でどうしていいかわからない30代男性

リストラというより、『クビ』になって会社都合になったパターンで多いのが「会社に大きな損害を与えた」場合です。

例えば、工場で不注意により「大火災」を発生させてしまった等、会社に大きな損害を与えてしまってクビになるなどがよくあるパターンです。

こういった場合も、面接の場で転職理由を聞かれた場合に正直に話す必要があるので、再就職することすらかなり厳しいと思います。

僕の務めていたベンチャー企業では、火事(ボヤ)を起こした方がいましたが「大幅減給」となることもありました。

大幅な損害ではなかったですが、減給という形で処分されていることからもわかるように、非常に心象は悪いですし、転職活動の際も年収交渉に影響してしまいます。

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④ひどい社内規定違反はクビにできる!

リストラの転職は不利でどうしていいかわからない40代男性

リストラよりも転職が不利になるのがこの「社内規定違反」です。

よくある事例が「賄賂の受け取り」「水増し費用」等で社内規定違反による解雇です。この場合、『懲戒解雇』となり、極めて悪質な規律違反の為処分された人員となります。

もはやリストラよりひどい状態なので、転職活動をして採用してくれる企業は存在しないかもしれませんね。

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リストラの転職での面接は要注意!

リストラの転職は不利なため面接官の質問に答えられない様子

リストラの転職はそもそも転職市場ではかなり不利に働くわけですから、リストラ対象者は会社に大きな憎しみを持つ人も多いはずです。

会社の為に家庭を顧みず人生を捧げて来たのに、コロナ不況でいきなり始まったリストラ。

会社は自分を見捨てたと思う気持ちも分かります。

しかし、その勢いのまま転職活動をすると、大抵の人が採用面接の場で前職の恨みつらみを曝け出してしまいます。

そうなると応募企業側の面接官にかなり悪い印象を与えてしまうので、下記の二点だけは絶対にやらないようにしましょう。

①前職の恨みは言語道断!

リストラの転職は不利なため面接で気をつけることを説明

リストラにより転職活動を余儀なくされ、その時点で不利なのは前述した通りですが、その不利な状況下で面接の場で前職の恨みを言ってしまうとかなり印象が悪いです。

面接官も人間ですから「悪口」を聞かされると、「前職を悪いと思うのではなくあなた自身が悪い」と解釈してしまいます。

また憎しみを話してもストラによる転職であなたを同情するかもしれませんが「採用してあげよう」とは絶対に思いません。むしろ不利になるだけです。

真実として、転職を余儀なくされたのは、前職の企業体質に問題がある場合も十分あり得ますので、その理由は話さなくてはなりません。

不利にならない程度の事実を話すことは、リストラ後の転職には必要なことなので、限度内で話す程度で事実を話しましょう。

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②リストラを他人事のように言わない

リストラの転職は不利なことを知らなかった男性

リストラされた方を実際に面接した経験がありますが、他人事のように言う人が多くいらっしゃいました。

業績不振を他人事のように言い、自分は悪くない、実力もあるとアピールする人が本当に多いです。

これは採用企業側にとってかなりマイナスイメージとなり、転職活動において不利に働いてしまうのでやめましょう。

業績不振の原因が直接あなたに関係がないのかもしれませんが、企業側が知りたいのはそこではありません。企業側が知りたいのは、業績不振の中、あなたがどのように取り組んだかです。

あなたに本当の実力があれば業績不振でも何らかの努力を行ったはずなので、そこをアピールすることが採用に向けての重要なポイントであることを忘れてはいけません。

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【重要】リストラの転職は『逆転発想』でアピールする

リストラの転職は不利なため転職エージェントの助けを借りる男性

リストラの転職はマイナスのイメージからスタートするわけですから、転職市場では『価値が無い』ということをまず頭に入れてください

厳しい言い方かもしれませんが、それを理解していなければ次の職を見つけることが絶対にできません。

簡単に言うと「プライドを捨てること」です。

では、次に逆転発想のやり方について解説していきます。

逆転発想1:『転職理由』は、努力の結果まで伝える

リストラの転職は不利なことを説明する男性

リストラということが起きる大きな原因は、業績不振により事業を縮小していき、その結果余剰人員を解雇していくというのが一般的なやり方です
しかしその事実をただ伝えるだけでは「不要だから切られた人物」という評価しかされません。ではどうするかというと、以下のことを頭にいれてください。

 

  1. 業績不振の前職の企業で、それを打開するためにあなたの部署が行った努力は?
  2. その中でのあなたの役割は?
  3. あなたの努力は?
  4. その時のあなたの気持ちは?

 

応募企業が知りたいのは上記の1~4です。リストラという事実を知りたいのではなく、あなたがその中でどのように努力し、結果的に残念な結果になってしまったという『転職理由』です。

例文としては以下のような転職理由を参考にしてください。

リストラの転職理由例

私の所属する部署は●●部で、新規××プロジェクトを推進する部署でした。その中で次長としてプロジェクトの全体進捗管理、設計チームの統括を任せていただいておりました。

しかし昨今のコロナウイルスの影響により、新規事業立ち上げは全て廃止となり「今後の本件のプロジェクト再立ち上げは白紙である」と伝えられました。さらに、新規事業に関わっていた部門の管理職を中心にリストラが行われる運びとなりました。

私自身プロジェクトの遂行や新規立ち上げに多く関わり、それを活かした活躍の場に情熱を持って取り組んでまりました。こういう経験があったからこそ、別の企業で新たな実績を作っていくというのはある意味『チャンス』と考え前向きに捉え、転職に踏み切りました。

上記の転職理由の中には、1~4の全てが網羅されています。「ピンチをチャンスに変える」といった逆転の発想を持つことが、リストラ経験者には必要な考え方なので是非参考にしてください。

逆転発想2:『志望動機』は前職と応募企業の仕事の直結性を伝える

リストラの転職は不利なことを説明するエージェント

逆転発想1では、転職理由についての作成方法をお伝しましたが、次は『志望動機』についての考え方です。

転職先の企業が求めることはたった一つで、あなたが自社で即戦力として活躍できる人物であることです。

即戦力として活躍できなくても、ポテンシャルがあれば採用される可能性があるのは20代の若手のみ。

リストラを経験されている方たちは、ある程度の年齢層や役職者の方も多いと思います。

そういった厳しい環境の中でも転職先を見つけるためには、あなたの経験やスキルが転職先の応募企業の求める人物像と最低7割以上が一致していないと採用される可能性はまずありえません

つまり志望動機を作成する際は、転職理由と求める人物像のマッチ度を図りながら作成していくことがポイントです。

下記例文を前述した転職理由と合わせて見てください。

リストラの志望動機例

私の直属の上司や上層部と掛け合って、何とか新規事業を縮小という形でだけでも進めていけないかと打ち合わせを重ねてきましたが、結果的に転職を余儀なくされた次第です。

転職活動をする中で何としても自分のプロジェクトに対する企画力、推進力、技術力を他社で活かして社業に貢献したいという思いで転職エージェントに相談し、求人を探してもらっていたところ、御社の求人票の内容が私自身の経験と一致しておりました。

御社とは、ライバル企業ではございますが、同製品の案件について直結した経験がございますので、即戦力として期待していただけると考え応募させていただきました。

この事例の求人は、概ね8割以上の求める人物像の直結性があります。リストラの場合、競業避止義務契約が執行されない場合が殆どなので、ライバル会社への転職も容易に行うことができます。

そういった企業を探す為には、転職エージェントを活躍すると容易に転職先を探してもらうことができるので是非活用しましょう。

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逆転発送3:リストラの転職を活躍のチャンスと考えることが重要

リストラの転職は不利だが逆転発想で内定を勝ち取った男性

リストラで転職するとどうしても後ろ向きな発想になるのは『不利』という考えが起きるためです。

そのピンチな状態を『新たな活躍の場に広げられるチャンス』と考え、以下のような内容を面接対策として準備しましょう。

 

  1. 転職理由
  2. 志望動機
  3. 今までの経験
  4. 自分のスキル
  5. 譲れない雇用条件

 

特にリストラによる転職は、応募企業に足元を見られる可能性があるため、上手な雇用条件の交渉が必要です。不利になりがちな雇用条件も、転職エージェントを活用することで年収アップの可能性も十分ありえます

リストラ後の転職活動は、焦りによりひどい条件でも入社する人がいます。その結果、働くモチベーションが上がらず、再転職活動に戻ってしまう人も多いです。

そうならない為にも、雇用条件は納得した形で転職することが、今後長く働くことに繋がるので、転職エージェントに上手に交渉してもらいましょう。

先におすすめした転職エージェントや過去記事でも紹介しておりますので、是非参考にしてみてくださいね。

それではまた!

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