失礼な極まりない「底辺職業ランキング」。世の中に必要な職業なのにこのようなランキングを出すというのは、非常に残念。しかし、底辺職業ランキングには、その意味と理由があるので、僕自身の所感を含めて解析してみました。もし当てはまる方は、将来を見据えて転職を考えるのも一つの手かもしれません。
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①底辺職業とはなにか知りたい
②給与が低くて転職を考えている
③仕事のやりがいを持ていない
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底辺職業ランキングは4つの視点から生まれている(所感)
底辺職業ランキングという失礼な内容がネット上で出ている。
世の中には様々な職種があり、その職種に従事してくれている方々がいるからこそ社会が回っていると考えると、大変失礼なランキングです。
しかし底辺職業ランキングと言われる内容がネット上に出てくるということは、そのようなことを検索する需要があるからです。
②底辺職業を知ってそうではないことに安心したい
③底辺職業に就く人がどのような人か知りたい
上記3つの需要があるため、あえて僕なりに底辺職業を分析してみた結果についてまとめてみました。
まずはじめに底辺職業のランキングの原点となる、底辺職業にランクインしてしまう理由を4つの視点でみてみましょう。
①中卒・高卒・専門学校・短大・Fラン大学でも就ける職業
底辺職業ランキングに該当する職業を見ると、まずはじめに思いつくのが低学歴の方でも就ける職業であることが想像できます。
②ヤンキーが多い職業
③フリーターOKの職業
ランクインした1位から12位が掲載されている中身をみると、間違いなく学歴に関係なく「やる気が重視される」職業であることから、低学歴でも就ける職業を底辺職業ランキングと位置づけていることがわかります。
誇りを持ってその仕事に就けるかが非常に重要なことなので、学歴が低くても就ける職業だからといって誇りが持てない職業(底辺職業)となるのはおかしいと言えます。
②頭脳よりも体力・精神力を重視した職業
底辺職業ランキングを見ると、頭脳よりも体力や精神力を重視した職業がランクインしています。
頭脳が必要=高学歴であることは間違いありません。
逆に頭脳明晰な人でなくては就くことができない職業もあるので、それらと対比することで明らかです。
②体を壊したら終わりな職業
③将来性のない職業
例えば、医者・弁護士・国家公務員・コンサルタントなどは頭脳集団と言えますし、そう簡単になれません。
つまり、底辺職業ランキングの意図は、「世の中の体力・精神力重視の職業は底辺職業だと言いたい」のだと思います。
もしみなさんが体力や精神力がなければその仕事に就くことはできません。逆に体力・精神力でその職業のプロフェッショナルになり、高年収をもらっている人がいることも忘れてはいけないと思います。
③仕事が単調でスキルアップが望めない
仕事の中身が高度であればあるほどそれをこなすことで、対価として高い給与や年収を得られることがほとんどです。
それを考えると、底辺職業ランキングにランクインした職業は、仕事が単調でスキルアップが20代のうちに完了してしまうような職業が多いことがわかります。
②ルーチンワークが多い職業
③やりがいが持てない職業
つまり、底辺職業ランキングの多くは、やりがいが持てない職業を意味し、その結果として離職率も高い職業ということも言えます。
つまり、底辺職業ランキングを作った人は、この将来的なマネジメントの面を考慮せずに現場担当レベルの職業だけの薄っぺらいランキングを作ったと容易に想像することができます。
④低年収
底辺職業ランキングを見てみると明らかに低年収を意識したランキングであることがわかります。
学歴マウントをする人と繋がりますが、もう一つのマウントは年収面です。
②稼げない職業
③年収が上がらない職業
年収が低い=底辺職業としてバカにすることで、自分のモチベーションにしたい人が多いのでしょうね。
仕事の意味を理解し、自分の仕事がどのように世の中に役に立つのか。そして、その仕事を極めて将来どのような自分になりたいのかを理解して仕事に就き、自己実現をできる人こそほんとに仕事を楽しめる人だと思います。
これらの4つの視点で考えた時に見る、底辺職業ランキングがどうなのか、実態や反論を含めた内容そして、さらなるステップアップを目指すための転職検討方法について解説します。
底辺職業ランキングを4つの視点で解剖した結果と転職の考え方
底辺職業ランキングは、僕なりの解釈では4つの視点で解剖することができ、その内容で職業ランキングが生まれていることがわかります。
実際にランクインした職業を一つ一つ見ていくことで、ランキングと一致することがわかりますが、その反論とおすすめの転職方法などについても合わせてご紹介していきます。
1.土木・建設作業員
評価 | 分析結果 | |
低学歴度 |
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・作業員の30%程度が中卒 ・現場監督で工業高校卒 |
肉体労働度 |
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特に鳶職は、危険かつ体力が必要。 |
単調度 |
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現場作業は必ずしも同じ注文ではない。 |
低年収度 |
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384万円/422万円(日本平均) |
低学歴の方が多い職業ではあるものの、年収面は決して低くはありません。
その点を考えると高収入が得られる転職を探すことで、さらなるキャリアアップをが望めることを意味しています。
建設業界に特化して転職サイトなどで高収入案件を検索してみることが大事。
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2.警備スタッフ
評価 | 分析結果 | |
低学歴度 |
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学歴不問求人が多いため、学歴差別がない。 |
肉体労働度 |
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夜勤などものあるので比較的肉体労働と言えます。 |
単調度 |
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一般的な交通警備などは単調。 |
低年収度 |
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342万円/422万円(日本平均) |
低学歴の方が比較的多い職業ではありますが、大卒の方も多い職業です。特に体育大学が多いのも特徴です。
交通誘導などの方は、低学歴が目立ちます。
一方で、現場レベルの年収は低めですが、マネージャークラスになると年収500万円以上が望めることから底辺職業と判断するのは間違い。
大手転職サイトでも年収が高めの求人が多いのも特徴と言えます。
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3.工場作業員
評価 | 分析結果 | |
低学歴度 |
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ライン管理職は大卒も多いので低学歴ではないことも。企業規模による。 |
肉体労働度 |
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自動化が進んでおり、現場作業者の肉体労働度は低い。 |
単調度 |
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指示通りの仕事をこなす現場担当レベルは単調。 |
低年収度 |
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451万円/422万円(日本平均) |
「工場勤務は低学歴=底辺職業」を言われていますが大きな間違い。
工場規模によりますが、日本は製造業が盛んな国なので年収は日本の平均年収を超える職業であるのが工場勤務です。
流れ作業の殆どは自動化されつつあり、ボタン一つで解決。
人の手作業の部分は、非正規雇用(パート・バイト・契約社員など)で賄われているので、工場正社員で考えれば年収は高く、学歴も大卒が多いのが特徴です。
工場長クラスになれば、年収600万円~800万円レベルなので、底辺職業ランキングは間違えています。
工場求人専門サイトを利用して高収入求人を探せば、トヨタなどの一流企業もたくさんあるので、キャリアアップをできる求人に転職するのも手と言えます。
4.倉庫作業員
評価 | 分析結果 | |
低学歴度 |
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正社員は比較的大卒が多い |
肉体労働度 |
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現場レベルは重い荷物を持つことも多いが、正社員は大卒が多い。 |
単調度 |
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倉庫作業は荷物運搬の単調作業が多い。 |
低年収度 |
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347万円/422万円(日本平均) |
倉庫作業員とは、非正規雇用のパート・アルバイト作業者なので、底辺職業ランキングは正社員対象と考えると適切ではないです。
そのため、倉庫作業の正社員というくくりと考えると、多くは大卒者のため、低学歴の人は比較的少ないでしょう。
また、現場管理者の中でも必要に応じて倉庫作業に加わることもあるので、単調な作業は多いものの、マネジメント業務の方が多くなっています。
最近はECサイト運営倉庫も増え業務がかなり忙しいです。そういった背景もあり、年収が日本平均に近い求人も大手求人サイト出ています。
もし転職を考えている場合は、早めの転職で年収アップを図りましょう!
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5.スーパー・コンビニ定員
評価 | 分析結果 | |
低学歴度 |
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非正規雇用が多く、正社員も低学歴の方が多い。 |
肉体労働度 |
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立ちっぱなしの仕事が多く、夜勤もある。 |
単調度 |
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毎日同じ仕事が多く単調 |
低年収度 |
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360万円/422万円(日本平均) |
スーパー店員やコンビニ店員の現場レベルの仕事でみると、低学歴の方や低年収の方は比較的目立ちます。
しかしキャリアアップを図ることもでき、現場レベルを極めたあとは、企画・管理職やマネジャー、店長といった新たな道があります。
そのようなキャリアアップを図っていくと、年収は500万円を越えてくるので、決して低年収とは言えません。
また、そのようなキャリアアップは低学歴の方でも達成している方も多いのも特徴です。
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6.清掃スタッフ
評価 | 分析結果 | |
低学歴度 |
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高卒が8割以上。 |
肉体労働度 |
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清掃を行うので、肉体労働がメイン。 |
単調度 |
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現場の違う清掃が続く場合は、単調度は低い。 |
低年収度 |
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350万円/422万円(日本平均) |
清掃員の場合、3K(汚い・きつい・危険)の内、2つを満たすことになるため、底辺職業ランキングでも上位に位置します。
また、年収も上がる要素があまりないため、高年収を得られる要素があまりないのも特徴です。
その代わり、清掃や整理整頓・綺麗好きといった方であれば、顧客の評価も得られ長く働きながらキャリアアップが図れます。
さらに現場スタッフ⇒管理スタッフ⇒マネージャー⇒幹部といったキャリアアップを図ることで年収も500万円以上が得られます。
大手転職サイトでは、現場レベルの求人が多いので低年収求人が多いですが、将来のキャリアプランを図ることで将来的な高年収にも期待できるでしょう。
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7.トラック運転手
評価 | 分析結果 | |
低学歴度 |
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高卒以下がほとんど。大卒の人はほぼ皆無。 |
肉体労働度 |
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運転がメインなので肉体労働の代表といえる。 |
単調度 |
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ルート配送などは単調。 |
低年収度 |
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420万円/422万円(日本平均) |
底辺職業ランキングにノミネートされやすいトラック運転手。
確かに低学歴で肉体労働となる底辺の印象を持つ方は多いのかもしれません。
しかし大間違い。
トラック運転手の職業の中でも、「長距離ドライバーであれば年収700万円以上も頑張り次第で可能」です。
また、けん引き免許などを持つとさらなる年収アップも望めますし、運送会社の条件面をよく見て転職すれば日本の平均年収を大きく超えることは十分可能です。
一部の平均や学歴で底辺職業ランキングをつけることが間違えていること表れだと思います。
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8.ゴミ収集スタッフ
評価 | 分析結果 | |
低学歴度 |
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高卒程度が大半 |
肉体労働度 |
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肉体労働以外無い |
単調度 |
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ゴミ集なので単調 |
低年収度 |
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民間:350万円 公務員:650万円 日本平均:422万円 |
ゴミ収集というと馬鹿にする人は多いと思いますが、年収面を見ると決して悪くありません。
そしてゴミ収集を底辺職業とバカにする人は、一生ゴミを出さないで暮らさないでほしいというのが僕の思いです。
また知らない人も多いのですが、公務員としてゴミ収集に従事する人(技能労務員)の場合は、日本の平均年収を大きく越えます。
このようなことも知らずに底辺職業と考える人の浅はかな考えはもはや無知であることがいかに恥ずかしいかという典型的な例ですね(笑)。
またゴミ収集スタッフの方の年収は、意外と高く、民間でも好条件が多いのも特徴です。
大手転職サイトでも底辺職業と言われるのとは裏腹に、高年収が目立つのが特徴です。
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9.飲食店スタッフ
評価 | 分析結果 | |
低学歴度 |
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社員レベルは低学歴。逆にバイトの方は高学歴も多い。 |
肉体労働度 |
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立ち仕事がメイン。 |
単調度 |
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コミュニケーションが必要な飲食店もあるので単調度は様々。 |
低年収度 |
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286万円/422万円(日本平均) |
飲食業は非常に薄給であり、離職率も高い業界であることは間違い有りません。
コロナの影響で客足は遠のき、厳しい業界1位でもあります。
そのため、飲食業は底辺職業の中でも上位に入ってしまうのですが、飲食店のブランド力などによりその店舗で働くことのプライドを持っている人も多いのが特徴です。
例えば代表的なところで言うと、スターバックスなどが挙げられます。
単純に年収低いというだけで底辺職業と考えた人は、働く人の気持ちまでもを考慮していない無知な人というのがよくわかりますね!
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10.介護士
評価 | 分析結果 | |
低学歴度 |
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中卒・高卒が大半。運営に携わる方は大卒も多い。 |
肉体労働度 |
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現場は肉体労働。 |
単調度 |
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コミュニケーションが大事なので、単調度は普通。 |
低年収度 |
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322万円/422万円(日本平均) |
介護士の方は、日本にとってかけがえのない職業と言っても過言ではありません。
高齢化時代を迎え、介護士の需要も日々高まっています。しかし、その必要性とは裏腹に、なかなか解決しない年収問題。
これらの理由からも底辺職業といわれる理由の一つとも言えます。
年収を上げるためには、高年収の施設・病院などを探し、キャリアアップを図っていくことが最短の近道。
年収500万円を超える求人も多い、下記介護士専門転職サイトなどの利用は非常に効果的です。
11.保育士
評価 | 分析結果 | |
低学歴度 |
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保育士は専門学校・短大卒の方が多いので低学歴とは言えない。 |
肉体労働度 |
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肉体労働だけではなく、様々な技能・資格も必要なので肉体労働度は低い。 |
単調度 |
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子どもたちとのふれあいが多いので単調ではない。 |
低年収度 |
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320万円/422万円(日本平均) |
介護士・保育士という仕事は、日本にとって必要な職業です。
保育士さんがいなければ共働きの数は減少し、日本にとっても大きな痛手でです。
底辺職業ランキングに保育士が入ってしまっていることは非常に残念ですが、その理由は低年収であることが原因です。
僕も子供を保育園に預けていた経験がありますが、本当によい先生ばかりだったのでとても残念です。
保育士の年収を上げてよい環境に転職するためにも保育士専門の転職サイトがおすすめ。
平均年収を大幅に超える求人多数の下記サイトをぜひ活用してみましょう。
12.コールセンタースタッフ
評価 | 分析結果 | |
低学歴度 |
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殆どが主婦・パートの方で成り立っている。 |
肉体労働度 |
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肉体面よりも精神面がきつい。 |
単調度 |
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マニュアルに従い進める。 |
低年収度 |
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320万円/422万円(日本平均) |
コールセンター業務が底辺職業ランキングにランクインしてしまう大きな原因は、低年収と精神的にきつい点です。
いわゆるテレアポなので、売り込みをかけるわけで必要として考えていない人が多い中で電話をかけ続けるわけですから電話した先に怒られることもしばしば。
そんなことから底辺職業といわれてしまう要因です。
コールセンターの中でも比較的年収が高い求人が多い大手転職サイトなどで求人を探せば、日本の平均年収をこえる求人は多いので、ぜひ登録して探してみてくださいね!
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底辺職業ランキングは間違えている!:まとめ
底辺職業ランキングというワードで炎上したことから、世の中には残念な思考な人が非常に多いのが実態。
総合的なランキングを付けるとそのように見えるかもしれませんが、働くことの本質や世の中に必要な職業が多いのが特徴です。
平均年収だけを見るのではなく、総合的な広い視野で考えれば決して年収が低い職業ばかりではありませんし、低学歴の方でも成功している方も多いのが現状です。
底辺職業ランキングなんて正直当てにならないので、広い視野で考え、キャリアアップを図りたいときは転職も一つの選択肢として捉えておきましょう。
それではまた!