製造業の転職市場は不景気になると物が売れなくなるため、一気に需要が低迷するという危機的状況に陥りやすい業界。しかし自動車産業をはじめとするモノづくりなどは好調を維持し、トヨタに至って過去最高益を出している。そんな製造業のコロナの影響に対して業界別に転職危険度を2023年度版として解説します。
こんな方におすすめの記事
①製造業の中でも好調の業界を知りたい
②製造業の中で危険な業界(低迷)を知りたい
③製造業の転職先の探し方を知りたい
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目次
2022年以降も製造業は盛ん
こんにちは!転職アドバイザーの田中弘明です。
新型コロナウイルスで一時的に大打撃を受けた製造業。
日本が世界に誇る自動車産業も軒並み販売台数が激減した時期もあり、関連する部品を供給しているメーカーも大打撃を受けました。
日本は製造業が盛んなため、自動車産業が打撃を受けてしまうと中小の製造業は連鎖的に打撃を受け、体力のない中小製造業はリストラ、倒産の嵐は必須です。
しかし2020年に入り、緊急事態宣言解除後から一気に需要が回復し、トヨタをはじめとする自動車産業、家電メーカー、食品加工メーカーなどは一気に需要が戻りボーナスも例年よりもかなり多く出た企業が多いと思います。
2022年以降で製造業に転職したいと思っている方は、好調業界・低迷業界を知り、将来性のある製造業に転職し、転職を成功させることを強くおすすめします!
2020年前半:製造業はコロナの影響を直撃
コロナの影響で中小企業は大打撃を受けていますが、その影響はコロナ感染拡大前から増収増益の企業にも影響を及ぼしました。
そもそも中小企業は、体力がない企業が多く、数か月を耐え抜く貯えがない、資金繰りがやばい企業が多いです。
特に自動車産業はOEM(トヨタ、ホンダ等)のコスト削減の動きをTire1(デンソーやアイシン等)が受け、さらにTire1に部品を納める中小企業へと波及していきます。
自動車産業に軸を置いている製造業の中の中小企業は、OEMの生産がストップしてしまうと、納品キャンセルが多発してしまいます。
コロナが収束していかないと資金繰りがやばく、2か月、3か月後はリストラを視野に入れた動きが始まり、6か月後には倒産する製造業における企業が現在の10倍以上になる可能性もありした。
しかし蓋を開けてみると、2020年10月~は需要が一気に回復し、特に自動車メーカーのトヨタは過去最高益をたたき出しているほどです。
そんなおいしい製造業を業種ごとに転職危険度を見ていきましょう。
①製造業の転職は『自動車産業』が特におすすめ
製造業は一時的な大打撃をコロナで受けましたが、その後急激に回復を見せ、特に自動車業界は急激な回復どころか世界中の自動車産業が回復しました。
今後コロナ時代を生き抜くためには自動車は欠かせない移動手段になっていることは間違いありません。
自動車業界の危険度
今後もし自動車OEMメーカーのトヨタや本田、日産などは一時的に打撃を受けるとしても、世界有数の大企業の為、国からの支援も含めて復活を遂げることは間違いありません。
人との接触を避けて移動できる車。さらに電気自動車などで内部のオプション(ナビ等)も充実していくことにより、製造業の転職の中でも自動車業界は特におすすめです。
ただし、2021年以降は「電子部品供給難」という新たな問題、円安の加速により危険な業界とまではいきませんが、課題があることは覚えておきましょう。
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②食品業界はSTAY HOMEになれば需要が一気に戻る傾向
製造業の中でも比較的安泰なのが、食品業界。
在宅ワークが主流になるため、弁当製造など直接加工して納める業種は大打撃を受ける可能性がありますが、冷凍食品などの食料品は需要が伸びています。
今後は輸入制限などの関係で、原材料の調達ができないことも考えられるます。
そういったことがクリアーできれば拡大路線と考えられるため、一部食品加工メーカーであれば転職を考える必要はないかもしれません。
食品業界の危険度
一部食料品加工メーカーの需要はあるものの、もし万が一にも加工工場の従業員がコロナウイルスに感染したというニュースが流れてしまうと、口に直接入るものですからかなりイメージが悪いです。
そうなると操業停止に追い込まれることも大いに考えられますので、危機的状況になります。転職の情報収集程度は、始めた方がよいかもしれません。
製造業の転職の中でも、STAY HOME特需がある業種はおすすめです。
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③産業機器業界はおすすめできない
自動車産業をはじめとするあるゆる製造業で、設備投資が抑えがちになっています。
トヨタ、ホンダをはじめとするOEMでは、半導体供給問題もあり、生産停止を既に実施している段階の企業もあります。
海外でも日本よりもコロナの影響を強く受けている国が多いため、設備投資の需要は大きく落ち込むでしょう。
今後設備投資をすぐに必要とする企業は少ないため、設備メーカーで働く方は転職を視野に入れておかなければリストラ、倒産時の対応が大きく遅れることになるかもしれません。
設備業界の危険度
既に受注があった設備投資分を納品した後は、すでにキャンセルも出始めています。長期的な設備投資計画は、各社ともペンディングになるため今後はかなり厳しいでしょう。
減給、賞与カットが数年続くため、体力の無い設備メーカーは転職の覚悟を求められるでしょう。その為、製造業の転職を考えたときはおすすめできません。
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④ビル・住宅関連部品/設備メーカーは大打撃
ビルの新規着工はペンディング、住宅関連も新規購入は軒並み下落傾向にあるため、コロナの影響は避けられないでしょう。
また、新規受注に対しても対応できない状況です。
その理由は中国部品の依存度が高いため、住宅は売れない、部品も入荷できないとなりビル・住宅関連製造業大打撃を受けています。
住宅関連製造業の危険度
総合的にみると危険度は★3程度。マンションの需要は戸建てよりも高まっている状況であり、住宅関連は、不況になると販売促進を国が支援してくれる傾向にあります。
一時を耐えしのぐ体力のある企業に勤めているなら我慢。コロナの影響に耐えれない企業と悟った場合は、同業他社への転職を視野にいれましょう。
製造業の転職を考えたときにはそこまでおすすめの業界ではありません。
20代であれば、同業他社へのチャレンジも容易なので、転職に対してスタートしてみるのもよいかもしれません。
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⑤製造業の中でもコロナ特需があるのは医療機器関連業界
製造業全体で見るとコロナの影響を受けて転職活動をせざる得ない人も多いと思いますが、もし転職するとなるとどういった業種がよいのでしょうか。
おすすめは、医療関連製造業の中でも特に、医療機器の製造及び医薬の製造です。
医療業界は、コロナの影響を受けたというよりもコロナのおかげで注目を浴びた業界です。
医療機器業界の危険度
これから日本が新型コロナウイルスの封じ込めに成功したり、新型コロナウイルスに効き目があるとされているアビガンなどが世界中に広がれば、日本の医療のすばらしさ、技術の高さ、医療機器の信頼度が世界から評価され、ますます需要が拡大していくでしょう。
また、医療機器をはじめとす医療業界は、給与水準が高いのも特徴ですし、福利厚生も充実している企業が非常に多いため不況にも強い業界なので、製造業の転職先として強くおすすめします。
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コロナの影響で伸びる製造業の求人の探し方は?
これからますます需要が拡大していくであろう製造業。
給与水準も高く、福利厚生も充実している企業も多いので、ハローワークや求人誌にはあまり出てこないのが現状です。
直接企業に応募するのも一つの手ですが、直接応募すると人気企業の場合は対応がかなり遅れることもあり、無視されているのか、ダメなのか、はたまた募集を停止しているのかもわからない状況です。
そういことが無いように、求人紹介から内定まで一括サポートしてくれる転職エージェントを利用するとよいでしょう。
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