
こんにちは!転職アドバイザーの南野弘明です。
保育士の転職に限らず、転職活動で一番苦労するのが『面接』です。それ故に、面接で失敗して不採用となるパターンが非常に多く見受けられます。
保育士の面接はたった3つのことをしっかり行えば採用される可能性が非常に高くなります。
その3つが下記。
- 自分の強みをアピール
- 面接の質問対策
- 入社意欲
新卒採用ではない転職の面接の対策について、今回は詳しく解説させていただきます。
南野弘明てどんな人?
『今すぐ使える転職ノウハウ』をモットーに、転職アドバイザーとして活動中!
目次
社会人としてのマナーは絶対に必要
転職と新卒の最も大きな違いは『社会人経験』です。社会人経験は、マナーをしっかりと理解し、父兄からも信頼を得られるだけの経験があるかというのは、面接でしっかり確認されます。
いくら応募書類をしっかり作っても面接という場では、その応募書類ではわからないあなたの人柄を確認される場です。
社会人としてのマナーに欠けている人物は、いくら保育士の経験が豊富でも採用されることは絶対にありません。
社会人としての最低限のマナーを次に解説していきます。
▶面接時間に絶対に遅れてはならない
保育園に直接面接行く場合は、午後睡の時に面接が行われることが多いです。
そういった時間は保育園の職員にとっては貴重な場であるのは当然です。そういった時間に遅れて来られると園としても迷惑ですし、心象が非常に悪いです。
5分前には保育園に着き、面接会場で心を落ち着かせてから面接に臨みましょう。
▶スマホの電源はOFF
保育士の面接に限らず、面接という場でいきなり着信音を流すのは社会人としてのマナーに欠けています。とても心象が悪いので、スマホの電源はOFFにするのが鉄則です。
▶はっきりと丁寧に話す
転職の面接は、マナーを見ると同時に『人柄』を見ています。言葉遣いは丁寧か、はっきりと話すことができるかというのは、保育士の転職の面接に限らずしっかり確認されます。
また忘れてはいけないのは『笑顔』です。
笑顔ではっきりと丁寧に話すことは、相手に好印象を与えることができます。この練習は、鏡に向かって練習すると高い効果が得られるので、是非トライしてみてください。
▶スーツ着用は必須
たまにいるのが面接会場に私服で来てしまう応募者です。これは言語道断です。転職の面接は、初対面の方とお会いし、自分を見てもらうの場なので、スーツを着用するのは社会人のマナーです。
現職場から直行するとしても公園のトイレでもどこでもよいので、スーツに着替えるのを忘れないでください。
▶スーツに付随する項目の手入れも
転職の面接は、外見も気にします。あなたの髪型、髪の色からはじまり、靴の汚れ、スーツのしわ等確認されます。
面接会場に入る前に今一度自分の身だしなみのチェックを入れることを忘れずに!
特に女性に多いのが明るい髪色。少し明るいのであれば許容範囲ですが、明らかに明るいレベルはNGです。父兄からしてみるとかなり不安になる要素でもあるので、面接官の印象はよくないと言えます。
転職活動の期間だけでもよいので、黒髪に近い色にしておきましょう。
▶マナーがあるかは保育士エージェントに相談するのも手
自分は常識ある人間だと思っていてもそれは思い込みかもしれません。第三者の意見を求める相手としておすすめなのが、保育士専門の転職エージェントです。
完全無料で利用でき、内定までしっかりサポートしてくれます。自身の知らない非常識な一面なども丁寧にアドバイスしてくれたり、あなたに適した保育園の紹介、面接対策など豊富な人材紹介のノウハウでバックアップしてくれます。
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面接の対策は質問の意図を理解しよう!
保育士の面接は、よく聞かれる質問があります。その質問内容を理解することは、関門の面接突破術として非常に有効です。
面接の対策をせずに面接に臨むことは、採用される確率を下げるだけでなく、面接に行く時間、労力も無駄になる可能性があります。
そうならない為にも次に保育士の面接の場でよく質問される内容と対策について解説していきます。
▶自己紹介をお願いします
面接冒頭で説明を求められる内容です。自己紹介と言われたらその意図は「あなたの経歴が当園に見合っているか」を確認されていると解釈しましょう。
その為に準備しておくことは、時系列に経験をまとめるとともに、なぜ今回転職に踏み切ったかを説明できるようにしておくことです。回答を作るポイントは以下の様にまとめるとよいでしょう。
①最終学歴
●●短期大学で保育課を卒業
②新卒採用の園
●●保育園で何年在籍し、どんなことを学んだのか。そのために以下のようなキーワードが重要です。
・保育士の魅力は何か
→子供の成長過程に携われる、触れ合える楽しさ
・責任感
→父兄がお仕事を頑張られている中で、しっかりお子さん守るという強い気持ち
・やりがい
→子供たちの成長を楽しむことができる
③今回の転職理由
保育士の転職における面接だけでなく全般的に言えることですが、ネガティブな転職理由はNGです。よくあるNG例が下記です。
・人間関係が悪い職場だった
・給与が低い
・つまらない職場
という理由は避けましょう。「内も同じですよ」と言われたら言い返せませんよね?なので、前向きな理由を伝えることが大事です。これは志望動機と一貫性が無いといけないので、後述する志望動機で詳しく解説します。
▶当園を志望された理由はなんですか?
数ある保育園の中で、なぜ今回応募する予定の保育園を選んだのか。この質問は、根拠となる内容を論理的に説明することが求められます。
・通勤しやすいから
・給与がいいから
・なんとなく
などは絶対にNGです。面接官は根拠となる内容を知ることで、応募者とのミスマッチを減らしたいこと、そして当園で働いてすぐに退職ということを防ぐためにも『志望動機』を知りたいのです。
その根拠となる内容は『転職理由』と直結していることが大事です。
つまり、志望動機を聞かれたら同時に転職理由を説明する
ということが大事です。志望動機、転職理由を一貫性を持たせると論理的な説明とつながることを覚えておきましょう。
転職理由と志望動機の一貫性を持たせる大事なテクニックは、以下の様に考えてください。
志望動機と転職理由の一貫性テク
<志望動機>
●●保育園の園の方針である『園児の気持ちを理解する』をHPで見て共感した。
<転職理由>
現職の×××保育園では、父兄第一主義が園の方針であり、子供たちの気持ちを最優先したいという思いが強い為、今回転職に踏み切った。
上記のテクを使うと志望動機が転職理由と直結していることで、志望動機を強く強調できるため、面接官に好印象を与えることが可能です。
逆に、一貫性が無い場合、当園じゃなくてもいいと思われ不採用の可能性が高くなります。
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▶なぜ保育士になろうと思ったのですか?
保育士になろうと思ったきっかけを知りたい理由は、保育士としての責任感やプライドを知りたいという理由が強いです。
保育士のプライドが高い人は、保育士としてきっちりとした仕事をこなしてくれる人が多いので、面接官に好印象を与えます。
この保育士になろうと思った理由を説明するときに忘れてはいけないのが『エピソード』です。例えば、あなたが幼少の頃に保育園に通っていた経験があるのであれば以下のようなエピソードがおすすめ。
保育士になるきっかけ重要キーワード
②憧れの先生がいた
③18歳で保育士の道を選んだ
④将来のビジョン
この流れで説明すると、採用後のあなたの将来の活躍する姿が想像しやすいので、面接官に好印象を与えることが可能です。さらに、自分の保育士としての仕事感を交えるとより好感度を上げることも可能です。
▶保育士として大事だと思うことはなんですか?
これは当園で働いた場合、当園の方針とマッチしているかという点で確認したい為の質問です。
保育士として大事にしている仕事感を聞くと、あなたが働いている姿をイメージしやすくある為、採用の確率がぐっと高くなります。
仕事感を説明するときの重要キーワードを下記に列挙するので、是非参考にしてみてください。
『仕事感』の重要キーワード
②父兄の信頼を得る
③一人ひとりと真剣に向き合う
④子供から学ぶことも多い
このキーワードの中からあなたに合った内容を選び膨らませて質問対策を作ってみましょう。
ネットに出ている回答例のコピーは「NG」
保育士の面接対策としてよく回答例を掲載しているサイトがありますが、それをコピーして面接で伝えると間違いなく不採用です。
保育士業界は特に、狭い業界なのでネット情報として確認されるページが限られています。その為、過去の応募者と同じようなことを言っている人は「ネット情報をコピーしたな」とすぐに勘繰られます。
大事なことは、あなたの気持ちです。
本当に受かりたい保育園であれば、前述した重要質問の対策をしっかり行い、自分の気持ちでまとめることで、あなたの熱意が面接官に伝わりやすいです。そういった保育士さんを雇いたいと思う園が大多数です。小手先だけの転職理由や志望動機を語られても熱意が無く不採用になります。
しっかりと面接対策を行いましょう。
面接に自信が無い人は、保育士専門の転職エージェントが提供しているサービスの「模擬面接」を利用してみることをおすすめします。
保育士の面接で聞かれる質問を細かく行ってくれたり、応募書類の添削も行ってくれるので、初めての転職活動でも安心できるというメリットがあります。
是非この機会に登録だけでも行っておきましょう。
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最後に
今回の保育士の転職における面接対策記事はいかがでしたか?保育士の転職の関門である面接突破に重要なことは2点でしたね?
①社内人のマナーをもう一度確認。
②面接の質問は意図を理解し対策する。
保育士の転職だからと言って、特殊な質問をされるわけではなく、ごく一般的な質問が多数です。保育士としてのエピソードを交えながら対策すれば問題はありません。
更に転職における面接で細かな質問を知りたい方は、過去記事を参考にしてみてくださいね!
それではまた!
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