
こんにちは!転職アドバイザーの南野弘明です。
大手企業が相次いでリストラを結構。日立金属をはじめ優良企業でさえも2020年のコロナ不況には耐えられない状態です。
また、12月現在、電通Gが5000人以上をグローバルな視点大規模リストラを決行することが決まっています。
私が過去に在籍していたベンチャー企業でもリーマンショックのときに会社倒産による転職者、リストラ勧告された転職者で応募が殺到した状況です。
2020年コロナはリーマンよりもまだましですが、2021年は更に悪化することが予想されますので、リストラという言葉が社内で耳にした30代、40代、50代の方は注意が必要です。
リストラ勧奨リストに名前があったらどうすべきかについて本日は解説させていただきます。
南野弘明てどんな人?
『今すぐ使える転職ノウハウ』をモットーに、転職アドバイザーとして活動中!
目次
リストラされる年代は、30代後半から
大手企業を中心にリストラを決行する現在。ひと昔前は、50代のパフォーマンスが上がらない定年が近い方を中心に行ってきましたが、現在は30代後半から積極的に行われます。
『若いから大丈夫』と安心してはいられません。
会社は戦力とならない人材をリスト化し、コロナに便乗し不要社員を一掃することを試みています。特に30代後半で平社員という方などは要注意。また、ご自身で今の会社では出世街道に乗れないと思っているのであれば、リストラ勧奨人員としてリストに名前が載っていると思った方がよいでしょう。
次に、リストラという言葉が社内のうわさで耳にするようになったらどうなうのか、リストラの裏の本質を見抜きどのように行動すべきかについて解説していきます。
リストラされれば優遇されて辞めれる噂は嘘が多い
リストラされる方は、退職金の割り増しや会社都合による退職で失業保険をすぐにもらえると思っていませんか?
現実はそんなに甘くないです。
会社が倒産危機の状態で、債務超過が起きるような会社だからこそリストラを決行するわけですから、よい条件を提示されることはまずありません。
リストラ勧奨リストに載るということは残念ながら会社として必要のない人材ということです。そのような人に十分な手当てを払えないんです。もっというと、『払いたくない』んです。
その為に会社は、精神的に追い込み『自己都合退職』に誘導します。
毎日人事と面談で精神崩壊します
リストラされたらゆっくりした後に転職活動をしようと考える方は多いと思いますが、甘い!
前述したように、会社都合退職ではなく人事が希望するのは『自己都合退職』です。
毎日人事と面談し、精神的に追い込み自己都合で辞めざる得ないような状態を作り込んできます。
人事もその道のプロであり、リストラを決行するときはその結果を出さない自分の立場だって危うい状態。全力で自己都合を勧誘し始めるので注意しましょう。
人事のリストラ対象者への誘導はマニュアルを持っている
『内の人事は馬鹿だから誘導されない』と思っている皆さんは甘い!会社は、リストラを決行するために色々な会社からリストラ勧奨方法の支援をしてもらい決行していることが多いです。
例えば以下のような企業は、企業のリストラ構想を支援する会社です。
こういったリストラによるコンサルティング会社はプロなので、どういった手順で行っていくとスムーズにリストラが進むかという点を支援してくれます。
その中でもきちんと『マニュアル』が存在するので、暴れる社員に対しても対処されるので、反論しようともどうにもならないのが実態です。
▼リストラ勧奨されたら転職も視野に▼
自己都合退職を誘導されたら
リストラ勧奨リストに名前が乗った時点で将来はありません。どんなに粘っても未来はありません。
もちろん会社にしがみついて窓際にいることも一つの人生かもしれません。「不当な勧奨をした」と会社と戦ってもいいかもしれません。
でも、リストラ勧奨リストに名前が載った時点で転職した方が幸福になれる可能性が高いです。
なぜなら企業はリストラや会社倒産による転職者には採用を躊躇することが殆どです。
だって、本当に必要な人にはリストラ勧奨しないですよね?
きつい言い方かもしれませんこれが現実です。
同じ30代後半からの方でも必要とされている人はリストラの対象になっていないことがその意味を表しています。
であれば、リストラ勧奨された時点で転職することだけに集中した方が結果的自分の人生を得する可能性もあるし、次の会社で皆さんを必要としてくれる可能性もあります。
でも、リストラでの会社都合はそのように企業は捉えないんです。
ならば、リストラされる前に、本気で転職に向けて準備を進めてしまう方が絶対に懸命です。
リストラ勧奨されたらまずやって欲しいこと
リストラ勧奨されることは会社に裏切られたと思うのは当然です。新卒入社からカウントすれば20年以上会社に勤めている人が殆ど。人生の四分の1を捧げてきたのにこの仕打ち。
しかしそれを言っても皆さんの評価は会社にとって不要というのが現実。
次にリストラ勧奨されたら何をすべきかについて解説します。
▶転職の目的を明確にする
リストラ勧奨されたことにより強制的に転職活動をすることになるわけですが、会社都合でリストラされる前に転職活動をするというのが鉄則です。
この自己都合は、転職の目的を作ることができるので『転職』という面でみると会社都合より有利です。
会社都合になると『リストラされた』になるので非常に厄介です。
極端なことを言うと、自己都合ならいくらでも嘘を付けますよね?例えば以下のような転職理由にしてしまえばいいのです。
・管理職の経験を活かし●●の事業で即時結果が出せる会社に行くのが夢。
・開発のスペシャリストとし御社の●●製品の開発を活性化させたい。
・売上年間2億の営業実績とマネジメント経験を活かしたい。
こんな夢を語る事だってできるんです。
しかし、リストラされたらこの夢を語っても無駄。だって必要ないからリストラされてしまったのですから説得力がありませんよね?
なので、リストラされたら転職の目的をめっちゃ仕込んで完璧にすることをまずやりましょう。そうするとモチベもめっちゃ上がります。
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▶転職エージェントやサイト、ツールに登録
リストラ勧奨リストに登録されている危険性を察知したら、転職エージェントや転職サイトにすぐに登録して、求人検索を行いましょう。
何度もいいますが、リストラされた後の転職は本当に厳しいです。
退職金に目がくらみ、のんのんとハローワークに通ったら地獄を見ます。だって出ている求人はまさにブラックオンリーです。リストラされた方は比較的大きな企業に在籍されている方が多いと思いますが、普通に年収400万円代がザラ。そして、福利厚生はカスな求人が殆どですよ?
転職エージェントやサイトにリストラ後に登録しても正直相手にされません。なぜなら、企業から見放された人材であることを理解しているからです。
そんな状況下で後十数年働けますか?ならリストラされる前にあらゆる転職ツールを使いこなし、転職に向けた準備を進めるべきです!
おすすめの転職エージェントやサイトを下記に紹介させていただけますので、ご参考にしていただき、早めに登録を澄ましておきましょう!
▶家族への理解を得る
30代後半からの方は、当然ご家族がいらっしゃると思います。そういった方は家族に早めに話しておくべきです。もちろんプライドがあれば、リストラの話などは伏せてOK。
大事なことは、会社を転職するということは家族にも影響してしまうこと。
大企業からの転職となると当然理解をすぐに得るのは難しいです。しかし、リストラをされた後のことを考えると現実を話さなくてはなりませんが、リストラされる前に転職してしまうのですから、ご自身のプライドも傷つきませんよね?
なのできちんと説明し、転職するとどうなるのか、どの様に家族に影響するのか、将来をどうしたいのかの理解をしていただくようにしましょう。
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まとめ
リストラというのは企業の存続には必要なイベントである一方で、リストラされる側にとっては非常に厄介なイベントです。
このリストラを受けどのように行動するかで、皆さんの人生は大きく変貌します。
ポジティブに考えれば、今の会社でくすぶっていた自分を変えるチャンスでもあるので、自己都合で次を決めて、よい転職が実現できるよう行動してみましょう!それではまた!