
こんにちは!転職アドバイザーの南野弘明です。
コロナ不況により失業者が加速する中で、大手企業のリストラも加速しています。その為、転職市場ではリストラされて転職活動をされている方も多いと思います。
私が面接官の時も多くの方を面接させていただきましたが、リストラされたことにより転職活動をされていた人も多くいらっしゃいました。しかし、結果は全て不採用です。
不利と言われるリストラ者の方で、逆転できる転職理由を作り上げるコツについて今回は解説させていただきます。
南野弘明てどんな人?
『今すぐ使える転職ノウハウ』をモットーに、転職アドバイザーとして活動中!
目次
リストラ者は転職に不利という事実を受け止める
リストラされて転職するはめになったのは、会社が選んだのであって自分に問題ないと思っている応募者が非常に多かったです。しかし企業はリストラ対象者を見る目線は『だからリストラされたのね』というのが事実です。
その時点で自己都合退職による転職者とリストラによる転職者では明らかに違く、リストラされた方はめちゃくちゃ不利なんです。
リストラされるパターンは2つです。
2、本人の能力不足
業績不振でリストラされても、その候補に挙がった時点で能力不足というのが応募企業の本音です。ご自身は、能力があると思っても企業側は、能力がないと判断しています。
それを逆転しなければいけない時点で自己都合の転職者とは雲泥の差があることが転職市場の本音です。その事実を理解して上で、面接でのテクニックをご説明させていただきます。
リストラの転職は退職理由を強調するのはNG!
リストラされる方を数多く面接させていただきましたが、多くの方は退職理由を必死に話されます。
これは大きな間違いです。
退職理由というのは『なぜ退職することになったのか』ですが、これはもちろんリストラされたことを説明します。しかしリストラ者は、これを強調される方が多いです。
少しでも、リストラされた事実を悪い方向に行かないように弁解しようと必死になればなるほど転職理由との矛盾が生じ、面接官に悪い印象を与えます。
もちろん面接官に納得してもらうことは大事です。きちんと真実を説明し、理解を得なくてはなりません。しかしわざわざ協調することはありません。
・前職の会社の状況がどうだったのか。
・自分の立ち位置はどうだったのか。
それをサラッと話せばOKです。話を長くすると弁解に聞こえ悪い印象を与えないように、真実を簡潔に答えるようにしましょう。
▶退職理由例文
コロナウイルスの影響で、既存顧客が発注止めを行い業績が急激に悪化してしまいました。新規顧客獲得を行う営業活動を必死に行ったのですが、既存顧客とのWebミーティングが中心になり、結果を思うように出せなかったことが事実です。
その中で業績悪化が加速してしまい、人員整理が行われ営業部は1/3まで縮小する方針が通達され会社都合により退職する運びになりました。
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転職理由は『前向きに』を意識する
リストラ者は、不本意な転職であることは面接官も理解しています。それを前提に前向きな気持ちを強調するのが非常に大事です。
企業が注目しているのは退職されたリストラ者ということには注目していません!知りたいのは転職理由。この転職理由がきちんと説明できれば、会社都合が不利ということはなく、自社で活躍できる人材と判断されやすいんです。
私が面接官の時に必ず不採用にしていた方は、終始退職理由を説明し、転職理由が薄く「何のために当社を選んだのか」という点が伝わらなかったからです。
『働く場所が無いから当社なら他に行ってもらおう』
となるのは当然ですよね?そう思わせない為にも転職理由を強調して話すことが鉄則なんです。では、次にうまい転職理由について解説します。
STEP1:リストラ会社で働いていた理由を述べる
リストラされた会社を選んだ理由は滅茶苦茶重要です。応募企業との関連性が強ければ強いほどを説得力を持たせることができます。例えば・・・
リストラ会社:マーケティング会社
応募企業:マーケティング会社
不本意な転職でも新卒から入った会社でいままでやってこれたというのは何らかの動機(例えばマーケティングの仕事が好き)があり、それを関連性の強いマーケティング会社に応募したのであれば、現在と今後がイコールで結び付けることができます。
その為、リストラ会社でなぜ働いていたのかをきちんと説明するようにしてください。
STEP2:何が得意なのかを説明する
リストラされたことよりも応募企業でどれだけ活躍できるかが大事です。その為、自分の得意なことが何かはきちんと説明できるようにしましょう。例えば・・・
・企画力
・分析力
・提案力
どういったことが得意なのかをきちんと説明できることが大事。それに付け加え、どうしてその力を身に着けることができたのかを説明するようにしましょう。
STEP3:なぜ応募企業なのかを説明する
面接官が応募者を雇いたいと思う瞬間は、応募者と会社の方向性が一致したことを感じれた瞬間です。それが感じられたときめちゃくちゃ応募者に好印象を持ちます。
その瞬間を作り上げることができるのは『応募企業を選んだ理由』です。これが説明できないと本当に不利になってしまいます。特にリスたらされた方はこの説明がめちゃくちゃ弱いです。
一番大事なご自身と企業のマッチ度の説明が、モチベが低いリストラ転職者はサラッと流してしまい面接官につよい印象を与えられていないので落とされることが殆どです。
『数ある企業からなぜ応募企業なのか』という差別化を図ることが大事なので、入魂の一発で説明しましょう。
STEP4:最後にどのように活躍したいかを説明する
リストラされた方は、すべてが後ろ向きで採用したいと思う企業は少ないです。だからこそ前向きに将来について語りましょう。
応募企業で内定をもらい、入社後にどのようなことを望むのかを説明できればかなり内定が近くなります。リストラされる方は35歳以上の方が多い方思いますので、将来の目標は以下のような内容を盛り込むと効果的です。
①管理職としてのステップアップ
②後継者の教育
③スペシャリストとしてどうか
最終的には会社にどのように貢献できるか説明するとようでしょう。
▶転職理由例文
前職は、◎◎大学で学んだマーケティング学を活かすため、広告代理店である●通で企画部に所属しておりました。やりたかった広告の企画に非常にやりがいをもって仕事に従事していた一方で、昨今のコロナウイルスの影響で受注が大幅に低下してしまい、企画部の人員整理が必要となり会社都合の退職となりました。
前職の企画部では、持ち前の企画力を活かし、Webマーケティングの分野参入時にプロジェクトリーダーに就任し、前職の一つの柱を構築した経験がございます。
昨今のコロナウイルスで、Webマーケティング分野で業界3位の御社の中で持ち前の企画力を活かし、御社に貢献したいという思いで御社に応募させていただきました。
リストラされたあとの転職は『転職ツール』が肝!
リストラされたあと(会社都合)の転職活動は本当に厳しいです。よくネット上で、リストラ退職は、自己都合ではなく会社都合だから仕方がないという書き込みが多いですが、嘘です。
リーマンショックの時に、多くのリストラ退職をされた方面接させていただきましたが、採用人数は『0』です。
それは前述のように、リストラという負の印象を既に与えてしまい選考も厳しくなっているのが現状だからです。
そういった面を払拭するために必要なツールが転職エージェント。特に中企業から大企業の出身者の方は積極的に利用することをおすすめします。リストラされてしまうと、採用企業側も足元を見た採用をしてくるので、最終的な雇用条件が不利な状態で提示される傾向にあります。
転職エージェントは、内定時の交渉もしかり、キャリア面談を通じてキャリアの棚卸、応募書類、面接のアドバイスを丁重に行ってくれます。特に、リストラという不利な転職においてもきめ細かいサポート、リストラ退職者であってもその方の立場に寄り添ったアドバイスを貰えるので、sっ局的に理想することをおすすめします。
▶リストラ退職だからこそおすすめの転職ツール
リストラ退職による転職理由はめちゃくちゃ大事!そんなリストラの転職理由もきちんと二人三脚でサポートしてもらえる転職エージェントや、転職サイト、アプリを下記に集めてみたので、是非活用してみてくださいね!
※リンクをクリックすると外部サイトに遷移できますので、詳細が確認可能です!
リストラの転職理由まとめ
不利とされる転職理由も前向きな姿勢で説明することで採用される可能性はぐっと上がります。
その時の注意点は『退職理由』をくどくど説明しないこと。あくまでも企業が知りたいのは、転職してから活躍してもらえるのかなので、転職理由→志望動機といった上手いながれを作り上げておくことがポイントです。
そういったアドバイスは全て転職エージェントが行ってくれますし、条件の良い転職ができる可能性がたかくなるので、是非登録しておくことをおすすめします!
それではまた!
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