未経験ITエンジニアの面接において、最も試練が技術面接ですよね?この技術面接にきちんと答えられないと未経験として入社しても戦力として期待できないと判断され不採用になってしまいます。今回の記事は、この技術面接の質問と対策をわかりやすく解説します。
こんな方におすすめの記事
①未経験ITエンジニアとして就職・転職活動中
②技術面接の内容について知りたい
③就職・転職活動のうまいやり方を知りたい
目次
未経験からITエンジニアを目指すのはベスト!
こんにちは!転職アドバイザーの田中弘明です。
コロナ不況によりリーマンショック級の大不況が到来する中、ITエンジニアの需要はさらに増すと予想されています。
これから衰退する業界に転職するより未経験でもIT業界に転職したいという人はこれから増えていくでしょう。
しかし、IT業界は甘くない!
IT業界への転職は「経験値」すなわち「即戦力」がかなり求められます。
今回の記事を読む前に知識、経験共に自信がない方は、面接のときの対策として事前情報入手の意味を含めて読んでいただけるとよいと思います。
未経験ITエンジニアを目指ときの障壁は「技術面接」
近年の未経験ITエンジニアの面接でも、最低限の知識を確認するための「技術面接」はかなり増えています。
未経験ITエンジニアの採用試験だから技術面接は無く、意欲などを問う面接だと思い、気を抜いて面接に行くといきなり技術面接があって落とされたという人が非常に多いです。
この技術面接というのがどういったものなのかを対策せずに挑むと、苦戦を強いられること必須の為、次に面接の内容を説明させていただきます。
https://twitter.com/ayatokura/status/1010711430134288384?s=20&t=c70q7I8TYg8qBcRxoF3FrQ
大手外資 IT の技術面接受けてみたブログを読むと、だいたいみんなめちゃくちゃ準備してて尊敬しかない
— なおみ (@Naomiit14) July 26, 2020
未経験ITエンジニアの技術面接はこれだ!
未経験ITエンジニアの採用試験だからといって気を抜いて面接に挑むと、最近の技術面接に対応できないため、ほぼ間違いなく落とされます。
この技術面接とは卒業研究の発表やプレゼン試験ではなく、プログラミングをはじめとする技術力を問う問題から、論理的思考力を問う問題まで幅広く出題されます。
これから技術者として成長してもらうためにも未経験だからといってまったくプログラミング知識が無いとなると、はじめから教育しなくてはならないため、企業も教育コストがかかってしまいます。
次に具体的な技術面接について解説していきます。
1:技術面接の進み方
未経験ITエンジニアだけではありませんが、技術面接と言われた場合は「与えられた課題を解く試験」と考えてください。
これは、文系出身者の方はかなり苦戦すると思いますので、独学で対策を練るのはかなり至難の業です。
その為には、過去記事でも紹介させていただいている、無料支援スクールなどを活用するとよいでしょう。
では、与えられた課題とは何かというと、プログラミングの課題を解く問題です。この技術面接には以下のような流れで行われることがほとんどです。
面接前にペーパーテストまたはWebテストで実施
技術面接の場で、テスト内容に関して「なぜそう考えたか」について口頭で回答する
技術面接の場で新にたな課題が与えられ、ホワイトボードにコードを記載して答える形式
上記の3段構えが一般的な形式です。
この面接では、プログラミングの基礎知識の有無、論理的思考力を問うための試験となります。
一見ハードルが高い試験に思うかもしれませんが、間違えたからといって悪いといよりも、間違えを指摘された場合の切り返し方、論理的説明能力が問われるので、自力で合格できることも間々あります
2:論理的思考力を問う問題の注意点
未経験ITエンジニアだとしてもある程度の「センス」が必要で、その一つが「論理的思考力」です。
この論理的思考力が無いまたは、苦手である場合には、未経験からのIT業界への転職はかなり苦戦するでしょう。
その論理的思考力を確認する二のうってつけの場が技術面接です。
特に多い出題が「問題が起き時の対処方法」です。
これは、クライアントからバグの連絡があった場合の問題解決思考力や説明スキルなどを確認できるので、技術面接の場ではかなりの確率で実施されると思ってください。
これには、説明の順番を以下のように行っていくのが得策です。
②原因追及
③対策方法検討
④クライアントに対策提案
⑤対策の実施
⑥効果の確認
⑦同事象が無い波及性追求
これは、品質管理のQCストーリーと言われる問題解決思考で多くの業界で使用されているやり方です。①~⑦のステップに合わせて説明すると説得力がある為、高評価が得られるでしょう。
未経験ITエンジニアの技術面接の対策方法
未経験枠というのは、当然採用企業側も理解しています。
しかし、未経験だからといって何もわからないでは、企業側も基準が無いため採用しにくいですよね?
その為に行われる技術面接に対して未経験ITエンジニアとして最低限やるべきことを書きに記載していきます。
必須1:最低限のプログラミングスキル
基本情報技術者試験に出てくる問題程度は質問される可能性があります。また、ITパスポートなどの試験程度は最低限押さえておきましょう。
この2つの試験程度の基礎知識がないとかなり苦戦すると思います。だからと言って、この2つの試験を受験する必要はまったくありません。あくまでも勉強程度でOKです。
おすすめ参考書こちら
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必須2:自己分析はマスト
未経験ITエンジニアとしてやっていくと決めたのであれば、今までの経験が意味がないかというとそんなことはありません。
例えば飲食業であれば、飲食に関わるソフト開発に関連した企業に応募すると飲食業界のノウハウというのが少なからず役立つものです。
その経験を説得力あるように説明するためには「キャリアの棚卸」と「自己分析」は必須事項になるので、必ず実施してください。
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必須3:論理的思考力を身に着ける
ITエンジニアに求められる能力の中で大事なのは論理的思考力です。この論理的思考力は、生活の中でも十分身に着けることが可能です。
例えば、現職の仕事をしていると何らかの問題は毎日出てくるものです。「●●さんが仕事をしない」や「フォーマットが無いから仕事がやりにくい」など小さい課題を含め沢山あるはずです。
そういった課題を抽出して、問題解決を自分なりに考えてみることです。これは、実行に移せるものは移して、時間やハードルが高いものは実施する必要はありません。
そういった、日常でできることを考え取り組むことで、論理的思考力は養われていくので必ず実施しましょう。
必須4:無料ITスクールで実力をつける
ITスクールというと学費が高いと思われるかもしれませんが、東京都内には無料で技術力を身に着けさせてくれるスクールがあります。
この無料の仕組みは、技術力を身に着け、企業へ紹介し、あなたが就職することで企業から報酬を得ることができる仕組みで成り立っています。
そのためには、企業側から信用される技術力をつけてもらわないといけないので、スクール側も親身に教えてくれます。
既卒の20代で未経験ITエンジニアを目指す人であれば、かなりおすすめの方法だと思いますので、是非スクールに通うことも視野にいれてみてください。
今は、オンラインスクールもあり、技術面接対策から転職支援も行っているのでおすすめ!それではまた!