
既卒と新卒の違いが最も現れるポイントは社会人かどうかという点。ここを意識した就活が内定の大きなカギになります。しかし多くの既卒の方を面接しましたが、新卒の勢いで就活を行っています。今回の記事はこの既卒と新卒の違いを意識した就活のやり方をわかりやすくご紹介します。
こんにちは!既卒/新卒の就活アドバイザーの南野弘明です。
コロナの影響により新卒雇止めが加速する中、既卒、第二新卒の需要が高まっていることは前回の記事を読んでいただけた方であればご存知ですよね?
まだの方はこちら↓
特に既卒と言われる「学校を卒業して一度も就職したことがない20代前半層」の需要はかなり拡大しており、新卒の就活よりもあっけなく就職できたという方が非常に多いのが特徴です。
実際私が就職支援させていただいた既卒の方は、就職先があっという間に決まったという人が殆どでした(※当然各種対策のお手伝いはさせていただいております)。
今回の記事は、ご支援させていただいた方にお伝えしている『既卒と新卒の違い』を意識した就活の方法についてご紹介いたします。

●既卒のこんな方におすすめの記事●
・既卒で就職活動を始めたけど上手く行かない
・既卒の就職活動で必要なことが分からない
・既卒の面接対策が分からない
目次
既卒と新卒の違いを理解しないと就活は撃沈してしまう
既卒の就職活動をする上で対策というか心がけておくことで大事なことは大きく分けると3つの大事な要素があります。それ故に重要なのが『既卒と新卒の違い』をきちんと理解しておくことです。
既卒と新卒違いを理解せず就活の勢いで臨む人が多いのですが、これは大きな間違いです。
新卒は社会人経験が無いため、ポテンシャルで見られますが、既卒は『社会人』という立場での採用となるのが大きな違いです。
その為に意識しておきたい3つの要素について次に解説します。
意識1:自分は既卒であり新卒ではない
新卒を積極採用をし、即戦力なら第二新卒や経験者の雇入れを行うことで企業の組織体制を強化するのが一般的な手法です。つまり、
既卒に注目は集まっているが、既卒を積極採用する企業は特別多くない
という現状があります。つまり、新卒よりも不利で転職者よりも不利といった「不利」が常に付きまとっている現状を受け入れましょう。
しかし、前回も記事にしていますが「既卒は正社員になれない」というのもまた違います。ここで大事なのが、
既卒になってしまった理由
です。「新卒の就活を怠けた」、「就活したけど上手く行かなかった」、「海外に留学した」、「資格の勉強をした」等何でもいいです。それを踏まえて、
・何を反省したのか
・就職の為にどんな努力をしたのか
・どのような人物になりたいのか
そういったことを企業側にアピールできるかが不利を有利に変換するテクニックであることを覚えておきましょう。既卒と新卒の違いを意識して就活を行わないと優秀な新卒よりももちろん評価が下がってしまうので要注意です。
意識2:就職に対する狭い考えは捨てる
就活というと「限定的な職種に絞る」ことで強いアピールが可能だと思っているかと思いますが、半分合っていて半分は間違いです。これは、既卒と新卒の違いを理解する上で大事です。
新卒や転職ならそれで問題ありませんが、既卒は「広い考え(視野)」というのがとても大事になります。職種で絞り込んで就活をやったのに上手く行かなかった人は絶対に視野を広げて就職活動に臨むべきです。
自分が「やりたいこと」と「向いていること」を大きくことなります。
その為にもやりたいことに絞って就活を行うことよりも「将来どのような自分になりたいか」を想像し逆算していくと広い視野で職種、業界を調べていけるのでおすすめします。既卒と新卒の違いをきちんと意識することは広い視野で就活をすることであることを覚えておきましょう。
自分ひとりでキャリア形成できない人は、就職エージェントを利用して就職活動を行うと一緒にキャリアプランを考えてもらえ、各種対策なども行てくれるのでおすすめします。
意識3:就職ツールは求人サイトと就職エージェントの2つを並行活用する
既卒と新卒の違いは、就活において顕著に現れます。その一つが就活ツールが異なることです。新卒ならマイナビなどが利用できる一方、学校を卒業した既卒は転職ツールを利用しなくてはなりません。特に利用したいツールが以下です。
・求人サイト
・就職エージェント
求人サイトで情報収集(求人応募も可)を行い、就職エージェントを利用して就職活動をすることが鉄板の就職活動と言えます。
情報収集サイトとして活用したいのが「リクナビNEXT」です。
新卒で言う「マイナビ」といった求人ツールで、こういった求人サイトを利用してどのような職種があるのか、どういった業界がよいのかなど絞り込んでいくのに活用できるツールです。気に入った企業が見つかれば積極的に応募していきましょう。
実際に、就職活動をしていく場合は就職エージェントを積極てきに活用していきましょう。
応募書類対策、面接対策、内定後のフォローまで完全無料で利用できる上に「ブラック企業を排除した求人」を紹介してもらえるのが特徴です。特におすすめなのが、
です。1人あたり平均10時間の手厚いサポートがあり、企業担当による面談対策も好評です。幅広い求人の紹介をおこなってもらえ、内定後はもちろん、入社後もサポートしてくれます。
ブラック企業を除外、優良企業のみの紹介で安心して就活が可能です。不採用通知の内容が分かるからすぐに改善が出来るので便利です。登録後のサポートは全て無料なので就職活動に不安があっても乗り切ることが可能です。
既卒と新卒の違いは、就活の準備に現れる
既卒の就職活動のコツつまり「絶対に対策すべきこと」は以下の3つ!
・志望企業について詳しく調べる
・求人票の求める人物像と自分を照らし合わせる
・志望企業の商品があれば現物をチェック
上記3つは必須事項なので絶対チェックしてください。面接の場で、
・どうして弊社に志望したのですか?
・将来弊社でどのように活躍したいですか?
・弊社の●●製品についてどう思いますか?
といった質問が必ず来ます。そのためには、新卒、既卒、第二新卒関わらずしっかりチェックしておくことで面接官に「できる人」の印象を植え付けることができるので必ず実行してください!
一見既卒と新卒の違いは無いような質問事項ですが、面接官の視点は大きく異なります。面接で四敗している人がいるなら過去記事を参考に対策をしてみましょう。
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既卒と新卒の違いを知るならエージェントに相談
「既卒だから就職できない」と思っていた方がいるならそんなことはないので安心してください。就職できないのではなく、就職するためテクニックが足りないだけです。努力というのは言い換えると「対策」です。特に今回の記事の通り『既卒と新卒の違いを押さえて就活する』という点は重要です。
狭い視野で物事を考えるのではなく広い視野で物事を考え、色々な角度から就職先を探すようにしたり、就職エージェントに悩みを相談してみたり、または「面接対策」を実施してもらうことで確実に就職できるのでおすすめです。
既卒を取り扱う就職エージェントも増え、特に人気があるエージェントのサービスは、
・取扱い求人数
・応募書類対策
・面接対策
・内定時の条件交渉
・入社後のフォロー体制
などに定評があるため、利用する方が多くなっています。ハローワークなどよりもサポートが圧倒的に転職のプロであるエージェントの方が有利なので是非利用してみてください。それではまた!